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瞑想は宗教なのですか?

meditation tips 2

瞑想というと、精神修養や修行のイメージがあって、宗教と密接な印象を持っている人も多いと思います。はたして瞑想は宗教なのでしょうか。ヨガインストラクターのマリコさんに素朴な疑問を聞いてみました。

瞑想の歴史をみると、5000年ほど前のインダス文明が栄えたころから、すでに瞑想が行われていました。それから、様々な宗教でその教えを理解するためや、実践するために瞑想が行われてきました。そのため、瞑想を続けていくうちに壁にぶつかったり、疑問がわいたときに、歴史的に瞑想をしてきたインドや仏教、禅などの知識がヒントになることが多々あります。

それでも、瞑想は特定の宗教や流派のみが行うものではありません。無宗教でも、どのような宗教を信心していても、瞑想を行うことができます。

人生の中で、安らぎや幸せを得ることはだれにでも共通の喜びです。しかし、自分の外側に幸せを求めても、一時的に満足したとしても、それは長続きましません。限りがあるでしょう。

とてもお金持ちで、物質的には何不自由なく暮らしていたとしても満ち足りた気持ちになれない人もいるでしょう。欲しいものや名声を手に入れたとしても、その幸せは永遠なものではないのです。

瞑想では、自分の内側に本質的な、安らぎや幸せを見出します。その源はひとつです。それにつながったときに喜びに満たされます。それは絶対的なもので、どう定義することもできません。もし名前をつけるなら、「おおいなるもの」「神」「愛」でしょうか。人によって、あるいは宗教によって違う呼び方にもなるでしょう。

多くの人々が時代を超えて瞑想を行ってきたのは、私たちが心穏やかに生きる上で普遍的な智慧がつまっているからではないでしょうか。

お話しをしてくれた人:
マリコ
muon プログラムディレクター。ヨガインストラクター。スタジオ・ヨギー ヨガディレクター。アパレルに勤務後、健康のためにヨガをはじめる。現在、スタジオ・ヨギーのスタジオおよび、オンラインでヨガクラスを担当している。著書に『毎日たった10分の瞑想が強い心と体をつくる』(彩流社)がある。
瞑想専用スタジオmuon https://muon.world/

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