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みんな未完成、だから繋がる。

はじめに

おはようございます。
むぎです。

「完璧な人」
というとどんな人が思い浮かびますか?

容姿端麗、かつずば抜けた能力がある人。

わかりやすく例えるなら
こういう人なんでしょうか。
もしかしたら他にもいろいろ
思い浮かぶかも知れませんね。

今日は完璧とはなんなのか、
という素朴な疑問から
生まれてきたある気づきについて
書いてみます。

仕事、プライベートに限らず、
人生において自分の在り方を
見つめ直すきっかけになるかもしれません。

完璧はある意味究極の自己完結

「完璧主義」という言葉があります。
何もかも完璧でなければいけないという
ある種の呪いに囚われてしまった人たちです。

そういう私もそんな傾向がありました。

何かと気にしがちな性格が災いして
ちょっとした穴すら気になり
整えようとしてしまう。

無意識にそんな窮屈な思考に
陥ってしまうんですよね。

そして昔の私は自分が思い浮かべる「完璧」を
他人にも求めてしまっていました。

本当に未熟だったと思います。

今こうして過去の出来事として
素直に向き合うことが
できるようになったのは、
ある気づきがきっかけでした。

「完璧」なら最初から全て1人でやればいい

という気づきです。

全てにおいて秀でているのであれば、
あえて人と何かをする意味ってなんなんだろう
という疑問が生まれました。

実際、一つ一つの作業は
私がやったほうが早い。
ということはよくあります。

それでも、1人の人間が同時に
全てをこなせるわけではないんですよね。

各々がそれぞれの持ち場で
最大限のパフォーマンスを発揮する。

これが1番生産性が高い。

だから人は組織を作り、
チームで一つの目標達成に向けて進む。

こんな当たり前に気がつけていませんでした。

未完成同士が繋がって一つになる

この気づきを経て私は、
「完璧」とは一つの綺麗な球体である
と定義しました。

見事な球体に仕上がっているから
放っておいても1人でどんどん進んでいく。
そんなイメージです。

では完璧ではない私たちはなんなのか。
それはみんな違った形で、
デコボコしています。
だから1人では転がっていけません。

それでも、1人、2人、3人と、
お互いのデコボコがうまく噛み合うことで
綺麗な形になる。
そうして初めて前に進める。

チームスポーツなんかわかりやすいですよね。
野球は大谷翔平1人だけでは勝てません。
他のポジションのメンバー全員がそれぞれの
持つ力を最大限に発揮することで
勝利に向かって進むことができます。

それこそ完璧と称されることの多い
大谷さんですが、
彼にも力を発揮できない
ポジションはあるかもしれません。
もちろん、彼レベルになると
そうなったらなったで
そのポジションに最適化するように
鍛え上げるんでしょうけど笑

だから完璧は無理に目指すものではないのか
というのが今の私の考えです。

もちろん1人でなんでもこなせる人は
すごいです。

そういう人でも組織に属しているうちは
そのポジションにあった形に
うまく変形したりして
力を発揮しているのではないでしょうか。

もしくはその器の形が
たまたまその人にぴったりだったか。

それでも今いる器を窮屈に感じた人たちが
自分に合った形の器を作る、
または個人として活躍していく
道を選ぶんじゃないかな。

だから無理に球体になろうとはせず、
まずは自分がどんな形なのかを理解する。

そして自分がそこに加わることで
球体になる場所を見つける。

だからもし今自分のいる場所が
心地悪いのであれば、
それはその器の形が
噛み合っていないのかも知れません。

テトリスで綺麗にハマっていない
スペースって気持ち悪いですよね。
それが今自分の環境にも
生まれているのかも知れません。

だからって器に合わせて無理に
自分の形を変えようとしたら、
いつか壊れてしまいます。

だから自分がガッチリと
ハマれる場所を見つける、
なければ作る。

大事なのは
無理に綺麗な球体にならなくてもいい
ということです。

多少欠けていても
不格好でも
ある程度整っていれば
進むことができます。

とりあえず前に進めればいい。

くらい気楽にやっていってもいいのかも
しれませんね。

おわりに

1人でなんでもできるようになりたい。
これは私がここ数年思い描いていた姿です。

しかし振り返ってみれば
あれこれ手を出すのは
まだ自分の形を探している
最中なのかも知れません。

本当に1人で転がることができるのか。
もしかしたら探せば自分が
ピッタリハマる器があるかも知れない。
というのは頭に残しておいても
いいかも知れませんね。

そのためにはまずは自己理解。
これに手を抜いてはいけませんね。

自分の形を無理に歪めないためにも、
一度見えない自分の形を探す時間を
作ってあげてくださいね。

今回も最後までご覧いただき
ありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。

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