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スマホでも一眼でもブツ撮りの授業

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女子美術大学にて担当している6回のワークショップの内容、一眼レフもスマホどちらでも
運営しているクリエイター

#写真

第六回「仕上げの方向性は明確に」

第六回「仕上げの方向性は明確に」

最後の授業はフォトショップでの仕上げです。
撮影する物のチャームポイントがどうやったら伝わるかなってことを考えて仕上げてみてください。

理想は撮影後にいじくり回すのではなく、撮影時点でなんとなく方向を決めておくと手順がスムーズになりやすいし撮影の経験値も高いような気がします。

爽やかサンプル例えば、柔らかい雰囲気で撮りたいなと思った場合。
こちらは友人のEさん。
まず、柔らかいといえば逆光かな

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第五回「みんなはもう撮れる」

第五回「みんなはもう撮れる」

5回目の授業は自分の撮りたいものを撮ってみよう、という感じです。
今までの授業でやったことを思い出せば、だいたいなんとなく撮れるはず。
ザッとおさらいしましょうか。写真の手順は以下です。

1.光の方向を見る

この猫はサイド光です。

2.背景とアングルを考える

この場合は植物の赤と黄色に対して補色の青っぽい背景を選択しました。

3.陰影の塩梅を調整する

影があることでなんとなくキリンが立

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第四回「陰影をあやつろう」

第四回「陰影をあやつろう」

4回目の授業は陰影です。
写真はいい感じの陰影をつけることでグッと良くなるので意識してみましょう。
今日はサイド光を使っていきます。というかブツ撮りはだいたいサイド光です。立体感出るので。

影の強さは被写体の印象をとても変えるので、意識して見る癖をつけるとモリモリ写真が上手くなります。

レフ板を作ってみよう
まずは影をコントロールする便利道具のレフ板を作りましょう。

スチレンボードを2枚用意

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第三回「フォトショ入門」

第三回「フォトショ入門」

3回目の授業はフォトショップの基本です。
ぼくが仕事でよく使う機能を中心に説明しますが、フォトショップというのは便利な機能が知らないうちに増えてたりするので、こういうことできないかなあと思ったら誰かに聞くのもいいですがググってみるとネットの住人がうまいこと説明してくれてたりします。

とりあえず授業では簡単で便利な機能を使っていきましょう。

まずはレイヤーとマスクからいきましょう。

レイヤー

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第二回「背景とアングル」

第二回「背景とアングル」

二回目の授業は背景です。
写真の見せ方では、被写体と同じくらい背景も大事だったりします。
撮るものをどう見せたいのかというのが背景に現れます。

背景の作り方

大きめの紙を壁などに貼り付け、床や机にアールをつけて置くことで背景を作ります。
こんな感じ。

そしてこんな感じで撮影しております。

白バック

シンプル。
これを見てって感じ。
文字など情報入れやすい。

カラーバック

ポップにでき

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第一回「順光、逆光、サイド光」

第一回「順光、逆光、サイド光」

最初の授業は、光を意識するところから始めましょう。
どんな光で撮るのかというのが、写真の基本であり全てでもあります。

光の方向をわかりやすくするために、窓のある部屋の中で電気を消して撮影していきましょう。

力強さの順光

まずは順光。
これは被写体の正面から光が当たっている状態です。
力強い感じの写真になりやすいです。

柔らかさの逆光

次に逆光。
被写体の背後から光が当たっている状態です。

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まずはご挨拶

まずはご挨拶

こんにちは。写真の授業を担当させていただくフリーランスカメラマンの高橋宗正です。

普段はいろんなところで人を撮ったり物を撮ったりしています。
https://www.simontaiga.com

みなさんはプロダクトデザインを勉強されているということなので、自分の作ったものをうまくプレゼンできるように写真のスキルをアップさせましょう。

写真のスキルは中々便利です。
もし将来デザインの道に進ま

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