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第五回「みんなはもう撮れる」

5回目の授業は自分の撮りたいものを撮ってみよう、という感じです。
今までの授業でやったことを思い出せば、だいたいなんとなく撮れるはず。
ザッとおさらいしましょうか。写真の手順は以下です。

1.光の方向を見る

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この猫はサイド光です。

2.背景とアングルを考える

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この場合は植物の赤と黄色に対して補色の青っぽい背景を選択しました。

3.陰影の塩梅を調整する

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影があることでなんとなくキリンが立体的に見えます。

例えば、何か良いなと思う写真に出会ったとき、この手順でその写真を分析してみましょう。
光はどこから来ているか、背景はどんな感じか、陰影の具合はどんな塩梅か。そうやって、ふむふむこうやって撮ってんのね〜と見る癖をつけると写真はどんどん上手くなりますし、楽しいです。
コマーシャルの場合、スタジオのライティングで整えフォトショップで整えているので慣れないと読み辛くなってることもありますが、それもそのうち読めるようになってきます。

あとはいろいろ撮ってみると、どんどんわかってきます。
フレーミングに関しても、万能の正解はないので目的に合っているか、もしくは自分の好きなフレーミングを探していってください。
インターネットは素晴らしいので、古い絵画から写真家の作品からイイねがいっぱいつくインフルエンサーの写真まで、いくらでも参照するものを簡単に見つけられます。

ちなみにぼくは20年以上写真に関わり仕事にもしているのですが、時々新しい興味テーマに出会います。最近だと誰でも巨匠っぽくしてしまう光の当て方についての自由研究にハマっていました。

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こちらは俳優さんではなく、ぼくの住むマンションの管理人さんです。
うーん、カッコいい。

さあ皆さんもどんどんいろんなものをいろんな光で撮ってみてください。

次回の授業がとりあえずの最後です。フォトショップで仕上げようと思います。一応撮影の授業なのでフォトショップはシンプルにって感じでいきたいと思います。

つづく

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