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第四回「陰影をあやつろう」

4回目の授業は陰影です。
写真はいい感じの陰影をつけることでグッと良くなるので意識してみましょう。
今日はサイド光を使っていきます。というかブツ撮りはだいたいサイド光です。立体感出るので。

影の強さは被写体の印象をとても変えるので、意識して見る癖をつけるとモリモリ写真が上手くなります。

レフ板を作ってみよう

まずは影をコントロールする便利道具のレフ板を作りましょう。

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スチレンボードを2枚用意します。

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こんな感じに白か透明のテープで貼ります。

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パカパカできます。そしたら次は背の部分も貼ります。

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完成です。

レフ板の使い方は

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これをサイド光の影側に置くと、光を反射して影の濃さを調節できます。
いい感じになる距離を探ってみてください。

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レフ板なし。

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レフ板あり。
印象が柔らかくなります。

もし窓からの光が直射日光で強すぎたりする場合は、窓に白っぽいゴミ袋などを貼りましょう。もちろんトレーシングペーパーとかでもいいです。
こんなやつとか。

窓との位置関係でも見え方が変わります。
興味がある方はこんな記事もあります。
https://profoto.com/jp/local-stories/window-softboxhttps://profoto.com/jp/local-stories/window-softbox

懐中電灯やスポットライトを使ってみる

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懐中電灯やスタンドライトなど、人工の光を使っても陰影のコントロールはできます。

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いろんな光や影やアングルを試しつつ、被写体が魅力的に見える組み合わせを探りましょう。

簡単な複写もできるよ

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そしてこのレフ板が2つあると雑誌の表紙など平面の物も撮れます。
映り込みがあるので電気は消しましょう。
そして光の入る方向に口を開けてこんな感じで撮ればバッチリです。

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天井の電気ついてるとこんな風にテカったりします。

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レフ板使って窓の光で撮るとこの通り。
便利です。

おまけ

みなさんはそれぞれカメラだったりスマホだったりで撮っていると思いますが、一眼レフを使う利点として絞りというものがあります。

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絞りを開けるとピントが被写体にだけ合います。
オシャレ感でます。

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絞ると被写体の前後もピントがきます。
背景まで見せられます。

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被写体に集中させたいか、背景の空間まで見せたいのか考えてみましょう。
絞り優先モードというのがカメラについてるはずなので色々試してみましょう。

このピントの合う距離を被写界深度なんて言ったりしますが、興味のある方はググってみてください。ネットの住人達が細かいところまで無料で情報アップしてくれてたりします。

つづく

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