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夫に学ぶ〜キャリアコンサルタントが1年就活してみた⑦

おはようございます!
耳はだんだん快方に向かい、
ようやく鎮痛剤なしでも生活できるようになりました◎

さて、前回は苦しかったときのお話でした。
今回は、自分のことではないですが、嬉しかった話。

夫が就職決まったお話を
家族の就活を見守る(見守れない)
キャリコン視点で書きます。


就活期間は約5ヶ月

季節としては昨年の夏から秋にかけてと、
比較的長い期間ですね。
(渦中にいるときは先の見えない長いトンネル…)

以前も書きましたが、
夫の軸は「年収」&「フルリモート」

どちらかを妥協すれば(特にフルリモート)
おそらく2~3ヶ月で決まっていただろうと思います。
しかし夫(達成欲強め)はいっさい妥協せず。

家族でもありキャリコンでもある私は
自分のことよりも夫の就活状況に
やきもきする日々でした。

家族に対するキャリコンの難しさ

「カウンセリング」は
利害関係のある人にはしないことが鉄則。
でもせずにはいかないというのが今回。

実は今回の就活より前から
職務経歴書をたびたび添削するなど、
夫の壁打ち相手をしていました。

夫は比較的メンタルが強い方ですが、
ときどきやはり弱くなるときがあり(そりゃそうだ!にんげんだもの)
そんなときに話し相手になるのが私。

しかし利害関係があると、
どうしても100%寄り添って聴けないもの。
自分も同時に就活していた身としては
なおさらです。

夫がオファーを辞退した

夫の就活中盤。
いわゆる「よい会社」から
比較的良い条件でオファーをいただいたことがありました。

ようやく決まる〜とほっとしていた私。
しかし彼はこれをあっさり辞退します。
(理由は仕事内容と年収)

このときの私はもうすでにキャリコンのお面は脱ぎ(苦笑
相談なく勝手に辞退を決めた夫を責めたてた記憶があります。

キャリコンとしてはあるまじき関わり方ですね…

同じ家族といえど
価値観が違い
就活の軸も違うので
私が「いい」という企業も
夫は「なし」というのはあって当たり前。

と、当たり前のことですが、
夫が希望のところに就職した今だから
言えるまだまだ未熟な私です。

最後は3社のオファー

最終的に
フルリモートかつ希望年収にかなう条件で
3つの企業さんからオファーをいただけたようです。

どの会社さんも魅力的な面、不安な面どちらもあり、
回答期限ギリギリまで夫は悩んでいました。

私も提示された条件を見る限り
どこを選んでも大丈夫
と感じたので任せました。

最終的に外資の企業さんのオファーを受諾し
最後にエージェントさん通じて
年収交渉もしてぬかりない夫でした。
(エージェントさんは値上げ交渉得意なので
 ダメもとでお願いしてみるのはありです🙏)

軸をぶらさない大事さ

夫から学んだのはふたつ。

「軸」を決める大事さと
長期的な視点。

就活の目的地を見定め
目の前の易き選択に流れない。

これは企業から見ても
入社後のミスマッチを回避できるため
実はお互いにすごく助かる(不幸にならない)

それゆえ就活するときはやはり
「軸」を徹底的に考えることが
大事になってくるのです。

キャリコンとしての報酬はさまざま

今回の夫の件について
及第点以下の寄り添い方ではありましたが
それでもキャリコンを学んでなかったら
最後まで寄り添えなかっただろうとも思います。

夫の就活がよい形で決着したということは、
私が短いキャリコン人生で得たものの中で
一番大きな報酬だったかもしれません。

物質的な報酬はないけど(間接的にはあるけど)
なにより今までとまったく違う世界で
もがきながらもおもしろそうに働いている夫を見るのが、
楽しく、嬉しく、私に心の平穏をもたらしてくれています。

おまけの話(オチではない)

じつはこの3社のオファーの直前に
夫は自分の大事なものを手放しました。
(私が手放してとお願いした)

今の彼の最終目的地は
それをふたたび手に入れること。
次の目的地に向けて
仕事に邁進しています。


これから11月末くらいまでは就職市場が活発になる時期。
(←夫曰く。どっちがキャリコンだ)

キャリコンの皆さん
就活中の皆さん
一緒にがんばりましょ〜ね!

「夫さんよくがんばった〜!」
というお祝いとねぎらいの気持ちは
♡でもらえると嬉しいよ!!



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