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Wady's Study

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#判例

Finished writing an article for a law case analysis

Finished writing an article for a law case analysis

 GWちゅう、なんとか一本原稿を書いた。

 世にでるのは7月で、校正とかでもうちょっと頑張らないとだけど、とりあえず、有価証券報告書なんかの虚偽記載について法人としての会社が支払った罰金・課徴金について、取締役等が会社法上の対会社責任として損害賠償責任を負うことになるか、っていう問題について、立法を待たずとも、解釈論のレベルで「否定すべき」というスタンスを明確に表しておいた。

 まあ、オレのス

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The validity of the Agreement on Shareholder Voting

The validity of the Agreement on Shareholder Voting

 懸案の議決権を拘束する株主間での合意・契約に関する原稿をとりあえず書き上げた。

 たぶん、普通の方には目にとまらない媒体の載ることになるんだけど、いろいろと考えさせられた。

 合弁事業とかで、合弁会社がつくられたときとか、ベンチャー企業に共同出資するときなんかを念頭に置くと、まあ、当事者の意思を尊重する形で契約の有効性を強く認める(差止めとか、議決権行使の履行強制とか)認めてもよさそうだけど

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As my memorandum... Mizuho Securities Case on Supreme Court

As my memorandum... Mizuho Securities Case on Supreme Court

 岡口判事がFacebookで取り上げられてたけど、いわゆるFOI関連訴訟の中の、主幹事証券会社の責任なんかが問題とされた事案について、最高裁が弁論を開くみたいだ。

 

 このケースは、「有価証券届出書の虚偽記載と元引受証券会社の民事責任−FOI事件−」というタイトルで、高裁判決が出たあとに比較的早い段階で、思いっきり反対の意見で評釈を書かせてもらってたけど、まだ係属してたんだね。

http

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Complete the Coinheive Case Article

Complete the Coinheive Case Article



 先日のnote記事↓で書いたいわゆるコインハイブ事件についての原稿が完成し、数日後にウェブ上でみられるようになるとのこと。

 昔は、どんな原稿でも、1ヶ月はかけて書いたりしてたけど、最近はものによっては2、3日で書いて、校正とかも1週間くらいで終える...ってこともあったりする。世に出すものを書くのに、こんなんでいいのか?? って自分もいたりするけど...

 誰かにきいたか忘れたけど、

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