帰国子女としてnoteを書いてみよう
こんにちは、
前回のバイク乗りとしてシリーズを途中のままにしつつ
新しいシリーズにいってみましょう。
私は帰国子女でございます。
英語はとくに話せないまま帰国しましたので
キラキラ帰国子女って感じではないです。
幼稚園年長〜小2の途中まで、父親の転勤で
アメリカのNYに住んでおりました。
生まれもアメリカです、
この辺のお話はまた機会があれば!
今回は、カルチャーショックというか
今でも忘れられない光景のひとつを紹介します。
1.アメリカのスーパーはデカい
アメリカの、といってもスケールには
ばらつきがありますが
週末に行きつけだったスーパーは
Stew Leonard's(スチューレオナルド)といいました。
大型のスーパーで、先程ちらっと検索したら
スーパー界のディズニーランドと書いてありました。
特に子供からすればまじでそんな感じです。
店舗もでかいが、駐車場もばかでかい。
一度、母が駐車した位置をど忘れしてしまって
かなり探し回った覚えがあります。
本当に広いので、そのうっかりが命取りなのです。
行く機会があればご注意を。
行きつけ店舗は、敷地内に牛さんがおりまして
帰り際に、ちびTomは牛さんにヤホーって
言ってました。
(かわいいな)
日本じゃなかなかない光景ですよね、スーパーに牛。
アヒルもいた気がしてきました。
デカいのは駐車場と店舗だけではない。
ショッピングカート🛒もでかい。
日本のコストコのカートをご存知でしょうか?
カゴに子供が余裕で入れるサイズなのですが、
スチューでも同じようなサイズ感でした。
あれ、押してるだけでもかなり疲れますよね。
そしてひとつひとつの陳列スペースもでかい。
例えばスイカ。日本であれば、一玉まるまるの
タイプであれば2-3個並べてあるくらいですが
スチューでは余裕で20個位はおいてあります。
(そんなにいるんか?とおもいますよね)
ちなみに、アメリカではまん丸ではなくて
楕円のスイカがメジャーでした。
おもしろい🍉
りんごの陳列スペースでは、横幅5m位
あった気がします。
そこに赤黒いテッカテカのリンゴがびっしり
並んでいます。奥行きもすごいので、
見渡す限りのリンゴ達ですごい光景です。
バナナも同じくらいの規模感ですが、
一番奥にはなんと
ダンシングバナナがいました。
手前にボタンがあり、それを押すと
愉快なミュージックと共にバナナのキャラクターが
踊り出すのです。
リンゴコーナーにも顔がついた木がしゃべり出すボタンが
あったり。
こういう仕掛けが子供にはたまらないのです、
スーパー界のディズニーランドという表現が
本当にピッタリでした。
毎週末のスーパーでのお買い物が楽しくてたまらなかった
その記憶は今でも大切に持ち続けております。
2.味見OK
なんと精算前の商品味見がOKなのです!
びっくりですよね!!!!
とはいえ、なんでも好き勝手味見してOKって訳ではなく、お店側が味見していいよ!と公式に許可している
訳でもないです。
黙認というか、そういうカルチャーがあるって
感じでしょうか?
シリアルの箱と袋を開けてなんてことはなく、
果物なんかに対してやる事が多いイメージです。
例えば、木箱の中に一個ずつバラバラに積まれている
アメリカンチェリー。
ビニール袋に自分で選んで詰めるタイプのものであれば
2、3個つまんでも全然大丈夫という空気感でした。
同様に木箱に積まれているピスタチオも行くたびに
味見してました。
(それを味見と呼ぶのかは謎ですが)
ここまででも、日本人からするとかなり衝撃的ですが、
彼らは予め袋やパックに詰められて売られているチェリーも
開けて味見しちゃうのです。
パックに入ってるからと安心して買ってはいけません。
いろんな人が味見して中身がかなり減ってる状態の可能性がありますので、アメリカでお買い物される時は
本当にご注意を!!
リンゴをかじって味見、気に入らないので売り場にもどす
みたいなこともあるみたいなので、本当によく見てから
買ってくださいねー
日本でこんなことやったら、、、
通報されちゃうかもしれませんね。
アメリカにいた頃は、わたしもよくやってましたので
その土地のカルチャーって色んなものがあるなぁと
痛感するのです。
(さすがにリンゴはかじりませんでした)
3.ちびTomの冒険
幼稚園年長さんそこらでピスタチオの美味しさに
気づいていたおませさんのちびTomですが、
日本人としての感覚というか常識感はなんとなく
わかっている状態でアメリカに行きました。
スーパーに行って、「これちょっとなら食べていいよ」と
売り場に積まれたアメリカンチェリーを指差された時は
衝撃が走りました。
「売り物を、、食べていい、、、??」
こんな感じでした。誰しもこうなりますよねきっと。
日本じゃ許されないことは分かっていたので
どういうこと???と聞くと
黙認されているカルチャー、なんて理解できるはずもなく
母の「あんまり良くないけど大丈夫」という説明だけが頼りでした。
あ、ほんとにいいんだ!とちょっと感動した記憶があります。
さあ、ちびTomの冒険が始まりました。
とりあえず本能的に見つかっちゃいけない気がしたので
チェリーやナッツなど味見と称してつまみ食いするのは
2個くらいでした。小さな手に収まるくらいで、
周りを見てコソッと掴む。
なんだか悪いことをしている気分で最高にドキドキしました。
それもまあ毎週末やっていると、手慣れてくるもので(常習犯)
もっとつまみたい!と思ってくるのです。
今日は「3個食べていいかなぁ、、(おめめキラキラ)」と事前に
ちゃんと母に相談するのです。(かわいい)
次行った時はピスタチオ4個に挑戦しよう、なんて
考えるだけでスーパーに行くだけなのに私にとっては
大冒険でした。
なんだかんだ最後の方は周りを気にすることもなく
堂々とつまんでました。
振る舞いは立派なネイティブって感じでしょうか。
4.後遺症
日本に帰国後すぐは、スーパーにいくと整った環境で
しっかりとルールがある雰囲気でちょっと緊張しちゃってました。
つまみ食いなんてとんでもないですよね笑
でもやはり一度身についたカルチャーというか、感覚は
そう綺麗に無くなるわけもなく。
例えば、パックに入っていて上にフィルムがかけてある
ぶどうやマスカット。
一粒味見していいかなーとか一瞬よぎります。
絶対やりませんけど!!!!
いまでも母とスーパーにお買い物行くと
「これアメリカやったら食べてるなぁ」
「そやな笑」みたいな会話をしています。
通報されちゃわないように、己の気持ちを抑えて
これからも生きていこうと思います。
そういえば、アメリカのスーパーにいらっしゃった
警備員さんは当たり前のように、腰に銃が刺さってました。
当時は何も思わなかったですが、日本のスーパーの警備員さんは銃持ってないですよね。
逆に持ってたら通報ものですね笑
国が違うとこんなにも目にするものが違うのですね。
こういった経験が、子供時代にできたことを幸せに思います。ありがとう、父上と母上。
私的びっくりカルチャーとして
今回はスーパーについて書いてみました。
他にも色々面白い経験をしたので、気が向いたらまた書きます。
Thank you for reading.
Tom
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