【33日目】素直な生き方が幸せを呼ぶ「必然性」とは(セカイのトリセツ)
※ご注意※
『モトの話』の最終奥義として【神さま】の話をしています。
ですがこれは
特定の宗教への勧誘
創作した宗教団体への勧誘
モトの話への信仰の要求
を目的としたものではありません。
◆豊かな人生を送る『たったひとつ』の方法
霊感ゼロのスピリチュアル理論、癒やさないから解かる『モトの話』エキスパート編も最終局面です。
モト、というものの話をしてきました。ここまで入門編からエキスパート編まで書くのに一年以上かかってしまいましたが、ここまでの話で
ジンセイというものが「なぜ」「ある」のか?
なぜ僕たちは「生きている」のか?
どう生きることが「正解」なのか?
という人類積年の疑問の答えが、明確な言葉できちんと出てしまいました。
その『答え』というのは、もうホントに一年前に入門編で書いたことそのまんまで
これだけだ、というのが前回までの話でした。その理由は「それが僕たちを創って『演って』いる【神さま】の、たったひとつの『目的』だから」でしたね。神さまの『目的』とは宇宙のモトすべてを【無】から【有】に変えることで、すべての「自分」を体験し終わること、なんですから。
モトあつめの方法そのものは【個別のドラマ】になります。だから個々人でその場その場で「上手にやってね」というのが『モトの話』の観点からのアドバイスになるのですが……今現在、何らかの困難を抱えて「人生はツライよ」と思っていらっしゃる読者の皆さんは、結局「上手にできない」から困ってるわけですよね……。ですがどんなときも、一つ前の上級編でたんまり紹介した「テクニック」が大いに役立つはずです。
すなわち、モトあつめの種類
一番目のモトあつめ(奪うモトあつめ)
二番目のモトあつめ(増やすモトあつめ)
これらをきちんと【アタマ】でつかんで「自分が今どちらをやっているか」を自分自身で明確にすることが、第一歩です。そしてその上で、できるだけ自分も他人も『許す』ことで「二番目のモトあつめ」をやること……これがあらゆる個別のドラマに応用できる『モトの話』からの【個別のドラマ】に対するアドバイスになります。
これは今日から、本当に今、この瞬間からアタマで「やろう」と決めてしまえば、できます……できてしまいます。ぜひやってみてください(少し練習が必要かもしれませんが、何事も始めてしまわないことには、始まりませんからね)。
◆どっちやねん! を見極める方法
これまで人類の歴史で、アタマの優れた『愛の先人たち』『モトあつめの達人たち』が、色々な「いいこと」を教えてくれました。たとえば
人に優しくしなさいとか。
自分を大切にしなさいとか。
人に施(ほどこ)しをしなさいとか。
オカネを大事にしなさいとか。
隣の人を愛しなさいとか。
人生は競争だとか。
……上級編の『はじめに』で紹介したこれらの「どっちやねん!」という「いいこと」がその場その場で「どういいのか?」というのはすべて
二番目のモトあつめ(増やすモトあつめ)につなげられるかどうか
が基準になります。二番目のモトあつめをちゃんと行えれば、確実にその場全体の【有】のモトが増え、なんとなくでも「いい気分」になるものです。
そしてそういう「いいこと」を行うときに、中級編・レンアイのトリセツでも書いた
という【愛の問いかけ】が役に立つはずです。愛とはモトの「量」でしたね。今もしモトがココロにいっぱいあったら、どう振る舞うだろうか? その『考え方』こそが二番目のモトあつめの入り口なんです。
◆自分に、他者に、神さまに「素直」であること
そうやって常に「二番目のモトあつめ」を心がけて生きるためには、実は常に「自分に素直である」必要があります。
自分に嘘をつくことはできないものです。なぜなら、自分自身というものは【両手じゃんけんの状態】だからです。自分自身なんだから当たり前です。
これはすなわち【神さま】に嘘をつくことができない、ということを意味しています。なぜならあなた自身が(すっかり忘れているだけで)【神さま】自身、【神さま】そのもの、現人神のような存在だからなんです。
大きな命のかたまりである「うに」本体は、もちろん自分が【神さま】であって、あなたを「演っている」ことを自覚しています。ですがトゲの末端であるあなたは「忘れている」状態に置かれています(【誰も知らない世界】)。忘れているからこそ僕たちは時に
「おてんと様とて気づくまい……ククク」
の要領で「こっそり」なにかすることができるわけです。
でも、構造上【神さま】にはただの一つも隠し事ができません。あなたがやっていることは神さま自身がやっていることだからなんです。実際問題、生物というものは全部がそういう構造で、また「空間すべてがモトでできている」(=神さま自身)がゆえ、宇宙空間全体の状態もそういう構造なんです。
こういった『構造』なんだからもちろん
ということが本当だと言えます。知らないこと、知ることができないことが一つもないんです。神さま自身が知覚できないことは、【神さま】の構造上起こり得ないんです。
こういう構造なので、あなたがこういうことを知って
「神がなんぼのもんじゃい! わいはわいの生き様さらすんじゃい!」
と反抗することも【関わりの網目】に織り込み済みです。そしてその果てに
「やっぱ神さまはおるんじゃのう……」
とさとるのも、もちろん織り込み済みなんです。神さまはその構造上、時間のはじめから終わりまでのすべての生き物の一生を、いっぺんに、同時に体験しているからです。
(天国では時間が「流れない」ことを考えると『同時』というのはちょっと語弊(ごへい)があるのは承知していますが、適当な言葉がないのでそのまま使います)
ですから結局、僕たちにとって一番「ラクしてトクする」生き方というのは
だと、モトの構造から考えられます。他の人の気持ちに素直に寄り添うこと、そして何より「自分ファースト」です! 自分の気持ちや考えに素直になりましょう。それが結局一番【有】のモトをたくさん生み出す生き方につながっていくはずです。
というわけで、たった今から、明るく素直に生きましょう! 面白いことで笑って、嬉しいことで喜んで、世の中を観察してアタマを使って、理不尽なことに怒り、悲しいことに涙を流しましょう。そしてみんなでできるだけ二番目の
『モトあつめをしましょう!』
……そろそろこの『モトの話』も終わりです。最後にとても大事なことをお伝えして、シメにしますね。
「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)