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1-1:ココロにも『燃料』がある!(人生はなぜ辛いのか?と思った時に読む『モト』の話)

第一章(章題未定)

1-1【ココロにも『燃料』がある!】

人生の辛さと『ココロ』

人生が辛い、それはなぜかというと、幸せを感じる機会が少ないからです。

 「幸せを感じる」と書きましたが、では幸せを「感じる」のは、人間のどの部分でしょうか・・・答えは言うまでもなく

『ココロ』

ですよね。僕たちはココロで幸せを感じます。

 ココロというものは、目には見えません。ですが、あなたにも、僕にも、そしてどの人にも確実にあるものです。

 そしてココロがあるのは何も人だけではありません。犬にも猫にもココロはありますよね。もちろんその他の動物にもあります。ネズミにもカブトムシにもアリにもあります。もちろんアメーバ―のような生物にもあります。そして最近の研究では、植物にもココロのようなものがあるのではないか、と言われています。

 となると、ココロというものは、生き物に標準装備されている「機能」のようなもの、と言えるのかもしれません。

 そして、僕たちは日々、この『ココロ』をさまざまに動かして、そして動かされて生活しています。その中で、先程書いた「幸せを感じる」機会が多ければきっとそれが「幸せな人生」なんじゃないかと思います。

 ですが・・・『ココロ』が「幸せを感じる」機会が少なければ、きっと「日々の人生が辛い」「人生とは辛いことの方が多いものだ」という感覚になるのではないでしょうか。

 ですので、人生が辛いと感じているのならまず、日々の生活で『ココロ』がいつどんなふうに働いて、その時どんな原理で動作しているのかを、じっくり観察し、考えていく必要があると言えます。

『ココロ』と『モト』

 こんな風に書くと「じゃこれから『心理学』の話が始まるのかな?」と思われるかもしれません。

 ですが、僕がする話はきっと一般的な『心理学』の話から、大きく逸脱していくと思います。もちろん、心理学で言われていることを踏まえて、その知識や知見をもとに話すこともたくさんあるのですが、基本はそこではないと思います。

 僕のする話は、あくまで

『モト』

についての話になります。

 この『モト』が、僕たちの『ココロ』とどういう風に関係するのか、そして辛い人生を何とかするために、この『モト』をどう扱っていけばいいのか、そういう話をしていきます。

 さて、モトには面白い性質が沢山あるのですが、今回の本ではその話をガッツリする前にまず

「モトと僕たちの『ココロ』がどう関わっているのか」

という話をしようと思います。なぜかというと、モトの性質の話はちょっと専門的になってしまうし、それにかなり新しい概念だと思うので、飲み込むまでに時間がかかってしまうかもしれないと思うからです。

 それよりも、今すぐこの「人生の辛さ」を何とかするために、さわりだけでもモトのことを知って頂いて、ちょっとだけでもその辛さや痛みを和らげられたらと思っているのです。

『モト』は【ココロの燃料】

 今まで何度も書いてきましたが、この『モト』とは一体何でしょうか?

 というと、実に色々な側面から説明できるのですが、ここではまず『ココロ』との関わりという側面から説明していきますね。

 モトというのは、とても砕けた言い方をすると、ココロの『燃料』にあたるものです。

 ココロはモトを燃料・エネルギーにして動きます。ココロが幸せを感じるには、エネルギーが要るものです。そのエネルギー源こそが、モトです。

 人生が辛い、と感じている時は、たいていこのモトが足りていません。人間のカラダに栄養が必要なように、ココロにも栄養にあたるもの、すなわち『モト』が要るんです。

 なので、結論から言ってしまえば、人生が辛い時は『モト』をたくさん集めればいい、ということになります。

 では、モトをココロにたくさん集めるには、どうすればいいのでしょうか? それを知るためには、モトというものが、いつ、どんなふうに働いて、どんな原理で動作するのかを知る必要があります。

 詳しい説明は次章以降に譲りますが、ココロがモトを集めるのには、二つの方法があります。

 一つは、

他のココロから分けてもらう

こと。

 そしてもう一つは、

自分のココロを使って生み出すこと

です。

これらについて、もうちょっと詳しく見てみましょう。

(続く)

「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)