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0065:JIKAN NO OWARI

全録時代のHDDレコーダー

人の祈りがどこに届くのか、という話をしていましたね(0063)。

祈りに限らず、わしらが考えたことや感じたこと、出来事に対する反応というものは、何もかも、全て記録されています。全チャンネル録画のHDDレコーダーみたいなもんです。

ちょっと前まで、テレビっていったら、その時間に、その機械の前に座って見るもの、というものだったけど、HDDレコーダーができてから、完全に好きな時間に好きなものだけ見るものに、変わってしまいましたね。

全チャンネル録画できる機種に至っては、好きなものもそうでないものも、全部ぜんぶ録画されてるから、完全に時間を超越して、好きな番組を選んで見れますよね。すごい時代になったもんです。
Σ(^~^ )

さて、わしらの住んでるこの地獄の、さらに上の次元の空間では、時間が「流れない」ので(0056)、この全チャンネル録画HDDみたいな感覚で、好きな時間、好きな場所を観察できるんですね。

ちなみに、わしや汝が死んで天国に戻った後、わしや汝に関連する他の魂や神さまと一緒に、この全録HDDみたいな人生の記録を見ながら、わしらの生きた足跡を振り返って、反省会みたいなのをします

といっても、堅っ苦しい会議みたいなんじゃなくて(そのへんは人によるのかもしれないけど)、みんなでわいわい、人生のその部分がどうだったかとか、どんなことを感じてたのかとか、そういう話をします。

ま、その話はまた今度にしようかな。すごく面白い話ができそうですしね。
d(^~゜ )

ともかく、人生というものは、常に記録されています。嫌かもしれないけど、そういうものです。

そういうたくさんの人生が、時の始まりから、ずっとずっと積み重なって、時間というものはできています。

宇宙でいうと、ビッグバンから星々の誕生、そして地球でいうなら、生命の誕生からわしらが昨日食った晩メシまで、じっくりじっくり積み重なっていきます。

そうして、地獄でわしらが「未来」と呼ぶ領域まで、(地獄の感覚では)少しずつ進んでいきます。

でもね・・・それって、結局どこまで行くんでしょうね。未来に、終わりってものは、あるんでしょうか。


MIRAI NO OWARI

前にもちょっと書いたけど(0058)、時にも、終わりがあります

その時にも書いたけど、厳密には、直線的な「始まり」「終わり」があるわけではなくて、本当は「円」のような形をしていて、終わりがすなわち、始まりなんですけどね。
(^~^ )

わしら地獄に生きる者は、時間というものは、どうしても「流れ」でイメージしてしまうので、歴史の積み重なりというものを、学校で習う年表のような形で考えてしまいます。

年表ってやつは、過去が左に、未来が右にあって、左から右に向かって、歴史的な事が書かれているようなものですよね。

ま、一部分だけを取り出せば、それでもわかりやすいモデルではあるのですが、ここでわしが言っていることは、年表の右側に向かって、時間がずーーーーーーっと流れて行けば、いつかは、左端の「始まり」に到達する、ということです。

さっき言ったみたいに、時間というものは円を描くので、どこを起点とするかによって「始まり」「終わり」が変わるのだけど、まぁ「何もない状態」から「すべてが生まれた瞬間」を、時間の「始まり」と考えると、わかりやすいかもしれませんね。

なので、時間の果てには「終わり」があって、最終的にはこの「始まり」の前の「何もない状態」に戻ってしまいます
d(^~゜ )


SEKAI NO HAJIMARI

正直

「何言ってんのコイツ???」

と、汝ら全員が思ってらっしゃることと思います。わしもそう思います(笑)。
(^~^;)

ただね、この「時間の終わり」というものを知ると、神さまが「なんでこんな世界を作って、運用しているのか」ということがね、ちょっとずつ、分かってくるんですよ。
d(^~゜ )

わしらは、どこから来て、どこへ行くのか。大昔から問われてきた命題です。

人生、という単位で考えると、生まれる前と、人生と、そして死と、その後の話、ということになるのですが、そもそも、そういう人生と、その繰り返しが存在する理由、それを知っているかどうかで、わしらの「今の」人生の辛さに、ちょっと理由が見えてくるかもしれない、とわしは思っています。

だから、次もこの話を続けましょうかね。あとあれです。わしの話は信じないこと。

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これは、拙ブログ『人生はなぜ辛いのか、と思った時に読むブログ』からの転載です。イラストや強調で分かりやすい、本家サイトはこちら。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/
このブログの文章を初めてお読みの方は、ぜひ第1回からお読みください。
https://jinseihanazeturainoka.blogspot.com/2018/09/0001.html
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「ニンゲンのトリセツ」著者、リリジャス・クリエイター。京都でちまちま生きているぶよんぶよんのオジサンです。新作の原稿を転載中、長編小説連載中。みんなの投げ銭まってるぜ!(笑)