シャウ川エッセン

何も成し遂げてないのにエッセイを書いています。

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恐ろしく可能性の低いいつかのためのエッセイ

エッセイストなんて職業は存在しないのではないか。 正しく言うと、エッセイの仕事だけで生活している人は存在しないのではないか。 僕はエッセイを読むのが好きなのだけど、ふと本棚に並んだエッセイを眺めていて思った。 星野源。若林正恭、岩井勇気。みうらじゅん、さくらももこ。 星野源はミュージシャンだし、若林や岩井はお笑い芸人だ。みうらじゅんに関しては怪しいが、さくらももこは漫画家だろう。 結局エッセイというのは、何が書いてあるかよりも誰が書いているかが大事なんだろう。少なくとも僕

    • 俺は髭がないから「嫁さん」とは呼べない

      男性が自身の配偶者を呼称する時に使う三人称について、悩んでいる。 多くの方は自身のパートナーについて他人に話す機会があると思う。彼氏彼女の関係だった時は簡単だ。私の場合は「彼女」と言っていた。彼女だからだ。 My Girlfriendという意味の「彼女」ではあるが、単純にSheという意味でも「彼女」と言うし、そういう「意図の不明瞭さ」が非常に使いやすくて良い。 さて、結婚して3年ほど経つが、彼女が配偶者になった途端に浮上した問題がある。冒頭の件である。 友人、職場、いろい

      • ブラック企業に3年間勤めてみた

        誰も読まないnote(私はエッセイのつもりで書いている)を始めたきっかけは、3年間務めた会社を退職するまでの有休消化期間で暇だったからだ。 勤めている間は文字通り必死だったのであまり気づかなかったが、今思えば普通にブラック企業だったと思う。 せっかくなので記憶に新しいうちに、働いていた時の話をしておきたい。 業種は伏せるが、外から見ると「そこそこいい大学を出て、しかも向上心の強い人が入る会社」というイメージか、あるいは「何してるかわからないがなんかかしこぶって高給をもらっ

        • あなたにとってのドムドムバーガー

          「お兄さんそれ、ドムドムじゃないの?」 数年前、今の家内と海の近くの町へ旅行に行ったとき、立ち寄った飲食店で50歳くらいの女性から声をかけられた。 ドムドムバーガーをご存じだろうか。 マクドナルドが日本に来る前から存在する日本最古のハンバーガーチェーンで、全盛期は400店舗あったが今は30店舗ほどに数を減らしているらしい。 一応北は岩手から南は福岡まであるらしいが、入ったことのある人のほうが少ないだろう。 で、なぜ私が珍しいハンバーガーショップをきっかけに声をかけられたか

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