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Beyond the average! 外科医を目指す高校生、医学生、若手医師へ ~知っておくべきキャリアプラン~

こんにちは!雑草外科医こと、トロント大学移植外科の後藤徹です!

今回は卒後10年目の節目を迎え、自分が医学生から練ってきた卒後10年目までのキャリアプランの振り返りを最近していくつか気付いたことがあったので、後身の若手のためにまとめておきたいと思います。

新専門医制度の実態海外との違いも含めて解説し、『もし自分の子供を外科医にするとしたらどう教育するか』というテーマについて考えていきます!

★外科医のキャリアとは?

外科医と言われるキャリアを歩むには
①医学部卒業、国家試験の合格
②初期研修医2年間の修了:医籍登録が可能に
③後期研修医師3年間の修了:外科専門医資格の取得
④専門分野研修:専門科医資格の取得(消化器外科専門医など)
⑤スタッフとしての勤務(肝胆膵高度技能医取得など)
⑥道なき道を歩む

の6つのステップがあります。④まではエレベーター的な上昇気流であり、各分野の外科医局や病院がコースを設定しており、科の選択だけすれば後は流れに乗るだけなのである意味楽です、、、と勧める医師が多いと思いますが、私はこの決められた道でももっと個性を育てることができると考えています。しかしまずアドバンスな内容を考える前に、各ステップがどのような内容になっていて、外科医志望にとってのDisadvantageが何か考えてみましょう

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