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そんなこと
2019年10月6日 19:08
以前から気になっていた川上未映子作品を買った。ありきたりの恋愛話だという感想があるけれども、ありきたりな恋愛がこの小説のテーマだろうし今の世の中、ありきたりな恋愛さえも手に入れることが難しい。本当はありきたりではないのだと思う。人の巡り合わせはとても確率が低いなかで起きていて、その出会いを描くにはありきたりな物語とする以外にない。奇跡は感じるか感じないかだということ。
2019年10月6日 19:02
ラノベかという読み始めの印象。いや、最後までライトなプロットではあるのだけれども、宗教的な要素が一部にある。「学校のイジメ」を赦しの原理にまで至らせている。中学生が吐く台詞としては少し違和感があるけれども。舞台設定が世紀末以前であるよりも00年代の現在にしたほうがよかったように思う。90年代の終わらなかった中学生たちと、今の「破滅するかもしれない国の中学生たち」では大きく違っていて、他者から