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初めての有給休暇は思いの外ひとりを持て余してしまったかもしれない

社会人になって初めての有給休暇を取りました。社会人になったら有給という休みを取れることは私ももちろん知っていたけれど、実際に働き始めてもいつそんな休みをとっていいのかは全く想像できませんでした。

でも、私の会社はかなりホワイトなので、休暇に関する情報開示は徹底されているし、上司からも取るように声かけがあります。でも、本当に知りたいのって、みんなどの頻度で入れるのかとか、取る前にチーム内でどの程度の調整が必要かとかなんですよね。

夏休みには有休消化の声が全社的に上がるのでそれで私も先日はじめての休暇を取りました。

本当は祖父母の家に遊びに行くつもりだったのですが、周囲にコロナ感染者が出てしまって念のため接触はないものの中止に。1人で時間を潰してみることにしました。とはいえ元々1人でカフェに行く趣味もなければ、わざわざ感染者の増えている時期に新しいチャレンジをしたいとも思いません。


少しだけ遅く起きること。これが休みの日の何よりの贅沢だと私は思います。あんまり寝溜めはしちゃいけないなんて言いますが、眠い日は二度寝をしてしまいます。そんなことが許される休日があることが嬉しくて。

そのあとはジムへ行きました。平日のジムは空いていて、居心地はいいんです。午前中から汗を流すと1日をスッキリ始められる気がして、久しぶりに足を運びました。帰宅してシャワーを浴びて軽食を食べると、楽しみにしていた男子バレーが始まりました。

オリンピックの男子バレーの準々決勝。ブラジル戦をこんなところで見られるなんて思ってもおらず、自宅のパソコンにかじりつきます。今日が仕事じゃなくて良かったと何度思ったことでしょう。こんな試合に仕事が被ってしまったら集中できません。ブラジル相手にも想像以上にいいプレーを見せてくれる選手たちへの興奮が止まりません。試合には負けてしまったけれど、こんなに男子バレーを楽しんだことは今までにはなかったと思います。

午後の時間を持て余していた私ですが、ふと思い立っておばあちゃんに手紙を書くことにしました。

その時のことをnoteに書いて午後を過ごし、ゆったりとした私の火曜日は過ぎて行きました。


有給休暇って、なんとなくもっと特別な1日になるものなんだと思っていました。友人と休みを合わせて日帰り旅行に行ったり、平日だからこそ美術館に行ったり、観劇をしたり。少しだけ日常から外れたところにある特別な日だという気持ちだったんです。

でも、社会人の休みもただ普通に過ぎていく1日のうちの一つでした。なんだ、こんなふうに1日って過ぎていくんだなという思いが夕方になって私に満ちていきます。大人だと思っていた20歳になってもその日常はずっと続いてきたものの延長だったのと同じように、有給休暇だって毎日の生活の延長でしかありませんでした。

いつか、憧れていたような有給を思いっきり楽しめる日が来るかな。その時には夏休みの長期休暇を使って東南アジアに行きます。絶対にそのくらい楽しんでやるからな!という気持ちでこの緊急事態宣言下の夏休みを乗り切ります。


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