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新しいカーテンを買って日常を少し明るく

大きな窓のある部屋に越してきました。

10年間の空き家期間を経て、落ち着いたくすみピンクのカーテンは、ホコリをかぶってくすみカラーどころではなくなっています。昔はきれいな色だったんだろうけれど、すっかりピンクみを帯びた灰色でした。

何度床を拭いても砂ぼこりが出るのをパートナーが嫌がり、このままでは空気までギスギスするぞと思ったので、高い買い物をすることにしました。

そもそも、一生のうちになんどカーテンを買うことがあるんでしょう。実家のものは子供の頃に親が揃えてくれたもののままだし、一人暮らしの狭いアパートは、安いニトリの既製品で十分でした。こういう時にカーテン専門店に行くのはちょっとハードルが高くて(高いんじゃないかとか、車がないといけないんじゃないかとか思いました。どちらも正解だったと思います。)、まずは量販店で調べ始めました。

引越しではネットショッピングにもかなりお世話になりました。カーテンも少しだけ調べましたが、どんな布かが分からないものを買う気になれず、結局は店舗に行ってみることにしました。大きい方が種類があるだろうと、新宿へ。そこには何組もの「カーテンを吟味する家族」がいて、私は驚いたのでした。カーテンを買う頻度なんて高くないはずなのに、こんなに混んでるの、と。

結局ちゃんと測り直すことが必要で、その日は家に帰りましたが、オーダーカーテンの高いこと。ネットで注文できる幅よりも大きいものも、店舗での注文なら受け付けてくれるということでした。また、店舗に行くことが決まります。

明るい色がいいので、ピンクかオレンジかグリーンで探していました。毎日見ても飽きがこなそうで、汚れが目立ちすぎず、遮光など機能性にも優れるもの。柄はなくて生地が安っぽくないもの。パートナーにはあまりこだわりがないということで、私の好みを前面に出して選んだのが、エメラルドグリーンのほどよく艶のある布です。

しばらくしてオーダーカーテンが届いた日、早速つけてみました。あんまりホコリが出るので、それまでは雨戸を締め切って古いカーテンはとってしまっていました。レースカーテンと、グリーンのカーテン。私にとってはかなり高い買い物でしたが、部屋が一段階明るくなったような気がします。

カーテンって不思議な力があると、そのときはじめて意識しました。気分転換でリビングのカーテンを変えることはできないけれど、自分の部屋の小さな窓はたまに変えてみてもいいかもなあ。そんなふうに思った引越しでした。

カーテンがあるから
陽がこぼれるのもたのしめています

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