夢中になる生き方がしたい。「人生こんなもんか」という悟りがPOOLOでの出会いで変わった2期生【卒業生取材】
TABIPPOが主催する、次世代の旅人が育つ学校「POOLO」を知っていますか。現在は6期を募集しています。
「POOLOに入るとどんなことが経験できるの?」「卒業後には、どのような変化があるの?」といった疑問を解決するため、POOLOの卒業生にお話を伺います!
今回は、POOLO2期の卒業生・カーリーさんにインタビューを実施しました。
カーリーさんはPOOLOに入学して初めての転職、そして卒業後には地元を出ての上京を経験します。熱量高く日々を過ごす仲間にPOOLOで出会い、自分も思い切り楽しんでみたいと、次のキャリアを考えたそうです。参加理由や、POOLOを通じての変化をお聞きしてみました。
仕事も人間関係もなんだか物足りない。生き方に迷うなかで、繋がりを求めて入学した
本日はよろしくお願いします。早速ですが、カーリーさんがPOOLOに入ったきっかけは何でしたか?
POOLOを知ったのは、たまたま流れてきたFacebookの広告です。新卒で入社した旅行会社の営業が、自分には向いていないのではないかと思っていたときでした。第一志望の業界ではなく、また会社の方針で決まった営業職も三年目になり、違和感があったのだと思います。コロナ禍で旅行業界は影響を受け、休業状態でした。
たまたまの出会いだったのですね。POOLOに魅力を感じた理由はなんだったのですか?
キャリアへの迷いもありましたが、同世代の繋がりが欲しかったんです。学生時代から旅が好きだったので、「旅」や「次世代のグローバル人材」という言葉が目にとまり、面白そうだと思って応募しました。
もともとコミュニティを探していらっしゃったのですか?
仕事も人間関係も、漠然とした物足りなさを感じていましたが、積極的にコミュニティを探していたわけではなかったです。でも今振り返ると、自分の中に変わりたいという気持ちが芽生えていたから参加したのかもしれませんね。
学生のころから旅が好きで留学にも興味があったのに、英語力のハードルや卒業が遅れるためらいから留学に行かなかった心残りもあるんです。心の中に海外への憧れがずっとあったんですよね。やらないと後悔する気がして、だからこそ旅というキーワードに引き寄せられたのかもしれません。
オンラインでも一対一の対話を通じて、メンバーとの信頼関係を築いた
POOLOのプログラムのなかで印象に残った学びや経験はありますか?
講義や自主企画、コミュニティーなどたくさんの機会が用意されているので、何がキャリアを考えるヒントになるかは参加者によって変わると感じます。その中でも私は、人との出会いに大きく影響を受けました。
同世代の繋がりは、まさに応募時に求めていたものですね。メンバーとの交流はどのようにスタートしたのですか?
POOLO2期は、ちょうどコロナによって人々の生活が激変した時期に始まりました。講義は全てオンラインで、ほかの参加者にも気軽には会えない状況です。だからこそ1on1がメンバーと話す初めての機会でしたが、第一印象で驚くほどいい人が多いと思いました。
メンバー同士の最初の交流が1on1だったんですね。POOLOにはどんな人がいるのでしょうか?
1on1では初対面で4時間も話し続けられるほど、向き合って信頼関係を築ける人たちがいます。POOLOメンバーはそれぞれが自分のペースを持っていて、バックグラウンドや価値観もさまざまです。だからこそ否定しない居心地のよさがあり、みんなの行動力に刺激も受けました。今までの地元のコミュニティーでは見てこなかったような、生き方や働き方にも出会えたと思います。
大人になってもこんなに仲間ができるんだ。卒業後も広がり続けるコミュニティ
POOLOを通じて人との関わり方に変化はありましたか?
入学時より、笑顔でいることが多くなったと思います。実は学生時代から媚びているように見えるのが嫌で、つっぱっているところがありました。
営業職を経験して自分では丸くなったと思っていたのですが、POOLOが始まって1ヶ月でメンバーと旅行したとき、「カーリーさん、もっとオンラインで笑ったほうがいいと思う」と言われたんです。今でも仲良くしているメンバーなのですが、忘れられない言葉になりました。同じ時期に尊敬する人にも笑顔でいることの大切さを教わり、変化した部分だと思います。
オフラインでも繋がりは広がっていったのでしょうか?
旅好きの人の集まりということで、たくさんの POOLOメンバーが私の地元の福岡まで来てくれました。当時は本業のかたわら飲食店の手伝いをしていて、そこに POOLOメンバーが集まってくれたんです。
TABBIPOの代表のしみなおさんや、みっちーさんも遊びに来てくれました。そこからPOOLOの繋がりは2期だけでなく、TABIPPOや学生支部、1期生、3期生以降にも広がっていきました。
2期生だけにとどまらず、交流の輪が広がっているのですね!
期をまたいだ交流会があったり、企画に参加したり、POOLOをきっかけに100人以上に出会いました。社会人になってからもこんなに人間関係が広がっていくのかと驚いています。私は人見知りをするんですが、POOLOは個々を尊重してくれる安心感があって、気にしすぎずにいろんなイベントに参加していましたね。高校時代にはあまり実感できなかった、卒業してからも続いていく関係性がおとなになって実現できています。
「やっぱり挑戦したいこと」に素直になるきっかけ
POOLOでは内面や人間関係に変化があったということですが、キャリアはどう変化しましたか?
人生ではじめての転職と東京への引越しをしました。もともと自分に営業は向いていないかもしれないと思っており、環境を変えるために出版業界に入りました。POOLOを機に転職をする人って、まわりにも多いんです。きっと変わりたいと思っている人が集まるから、いろんな生き方を知ることで一歩踏みだせるんじゃないでしょうか。現在は2度目の転職活動中です。
メンバーのどんなところに刺激を受けたのでしょうか?
フリーランスで働いたり、ワーホリや留学に行ったり、好きなことへの情熱やバイタリティに溢れているところだと思います。正直なところ、私は今まで仕事に夢中になった経験がないんです。だからこそ、生きることを全力で楽しむ同世代の姿を見て、私も人生で一度は熱中したいと思いました。
また、POOLOのテーマのひとつとして、次世代のキャリアや「豊かさ」があります。「優等生のように親世代の価値観をたどって生きてきたけれど、そのまま進んでいいのか」という問いを、メンバーそれぞれが持っているように感じました。そんな中で多様な生き方に触れたことで、「人生ってこんなもんか」とどこかで思っていた私が、夢中になる生き方を求めるようになったんです。
POOLOメンバーは人生の熱量が高い、そんな気がします。これからどんなキャリアを描いていらっしゃいますか?
自分も夢中になれる仕事がしたいという思いと、趣味であるベリーダンスと、密かに憧れ続けている留学で、実は今もキャリアには迷っている最中です。でも私は、今までやりたいことは時間がかかっても叶えてきたので、簡単には諦めないと思っています。
例えばダンスも、幼いころからスポットライトを浴びる仕事に憧れましたが、キャラではないからと目指しませんでした。でも、大人になってベリーダンスに出会い、今では大切な自分の要素です。上京も、大学時代に思い続けていたことを社会人で叶えました。やっぱり諦められないものは、心の中でも思い続けたほうがいいと思っています。
私の自分史年表があったら、間違いなくPOOLOはターニングポイントです。入学前は漠然としたもやもやだったものが、今はキャリアの選択肢がいくつもあって迷う状態になりました。これからもPOOLOで出会ったわくわくする生き方のために、悩みながらも挑戦を続けていきたいです。
編集後記
今回はカーリーさんに、POOLOの魅力を語っていただきました。私自身がPOOLO1期の卒業生なので、共感する部分が多かったです。一方でコロナ禍の開催だった2期生は、「繋がり」がキーワードになると強く感じました。
明るい印象だったカーリーさんが、実はコミュニティの中でも変化していたこと、そして今も模索しながらも環境を変化させるなど前進していることを知る機会にもなりました。
「自分の人生に漠然とした迷いがある人にこそ POOLOはぴったりだと思う」というカーリーさん。そこにはご自身の経験がぎゅっと詰まっていたと思います。インタビューありがとうございました。
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※こちらは POOLO JOBの活動の一環で作成しました。
公式のインタビューを読みたい方は、こちらから▽
カーリーさん
POOLO2期生。生まれも育ちも福岡。POOLOを機に転職と上京を経験。趣味はベリーダンスと美味しいものとお酒。
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