嫌われたくないだけじゃ、愛されもしないらしい
年末に実家に帰った時に、またすこし彼との思い出を捨ててきた。
彼のことを思い出すと、少し苦味が伴うようになっていることに最近気づく。それは、別れの時に感じた痛みとは違うものなのだ。
どうやら、当時の自分に感じる歯痒さなのだ。
好きな男が間違ったときに、止められない女はいい女ではない。
それが私があの恋愛と、その後のいくつかの恋で学んだこと。間違ったっていうのは、社会的にも、モラル的にも、個人的にも、そうだと思う。
社会的っていうのは、法に反すること。
モラル的ってい