できるときに少しずつ思い出を整理していくこと
三連休の最終日の今日、9月の半ばを過ぎても暑い一日だった。
義父母が住んでいた家を訪ねた今日のことを書きたい。
義父が亡くなった後、義母が一人で暮らしていたその家は、もう何年も、誰も住んでいなかった。
誰も住まない家になって、5年ほど経っている。
電気も水道も使える状態のまま、月に一度換気したり、トイレの水を流しに行っていた。
3月末で仕事の一区切りを終えた夫は、
その家の片づけをはじめた。
いつかやらないと、とずっと気になっていたそうだ。
遠くに住む弟と夫が話して、売却しようということになり、夫が不動産業者に仲介を依頼したのは6月のことだ。
〇ーモとか〇ハウスに 売ります 画像が掲載されてから2ヶ月ほど経って、ここに住みたい と言われる方が現れた。
更地で引き渡した後、新しく家が建てられるため、
今月末には家の取り壊しが始まる。
それまでに、必要なものは運び出さないといけないと
今日も、夫と二人で片付けに行った。
義父母は、丁寧に日々の暮らしをしていた方と思う。
小さな庭には南天や山椒の木を植え、鉢には蘭や
アロエ、サボテンなどの観葉植物も育てていた。
家の箪笥の引き出しや押し入れの中は、きれいにきちんと、種類ごとに整理されたものできっちりと埋められていた。
その整理されている もの を見ると
結婚してからの私でもさえ、
義父母との思い出を見つけて
時間が過ぎてしまうのだ。
あー、これは、よく身に着けていたスカーフだ
このカバンも見たことがある
これは、お正月に床の間に飾られていたな
結婚するまで実家に住んでいた夫にとっては
片付ける=いろいろな思い出を整理することは
結構大変だったはずだ。
何日もかけて少しずつ実家から運んできたもので、
自宅の和室は、いっぱいになりつつある。
義父母が大事にしていたと思われるもの。
義父母との思い出のもの。
できるときに少しずつ思い出を整理する。
未来に進むためには必要だ。
できるときに少しずつ
思い出を吟味して整理する。
これからも時間がかかりそうだ。
※ヘッダー画像は、義父母の家の庭に植えられていた山椒の木を思い出して使用させていただきました。
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