反ワクチンのデマを論破 公式情報の重要性

 Twitterで見過ごせないデマを見つけました。
 これだから反ワクチンは……。
 こんなツイートに1,000いいねもついて、フォロワーが何万人もいるんだから驚きです。
 今回は厚労省ホームページを参照しこのデマを論破いたします。そして情報リテラシーを高めましょう


公式情報が大事

 このデマ情報によると厚労省データで2月発表時は重篤者6,433人だったのが、3月の発表で20,248人の約3倍に急増したというのです。
 事実だとしたらとんでもない話ですが、第一感でおかしいと感じませんか?

 実際に厚労省のホームページを確認してみましょう。
①まず厚労省の「厚生科学審議会(副反応検討部会)」を開きます。
②第76回 2022年2月18日 資料 をクリックします。

 すごい量の資料があって、どれを見ればいいやら、分かりにくいったらありゃしません。

 結論から言いますと、いわゆる「副反応疑い」というのは医療機関から報告されるものと、製造販売業者から報告されるものに分かれています

 開いていただいた2月18日の資料から「資料1-1-1」をクリックして、2ページ目の重篤者数を足すと、確かに6,433人になります。これは医療機関からの報告です。

 一方、第77回 2022年3月18日 資料 をクリックし「資料1-2-1」をクリックし、2ページ目の副反応疑い報告数を足すと、確かに20,248人になります。ただしこれは製造販売業者からの報告です。

 3月18日の医療機関から報告される重篤者数は6,631人。
 2月18日の製造販売業者から報告される副反応疑い数は19,669人です。
 つまり重篤者数が約3倍に急増というのは完全なデマです。



情報リテラシー

 反ワクチンのデマを公式情報にあたって論破するという内容なので……もしかしたらワクチンに賛成の人も見てくれるのでしょうか。
 私、ばりばりの反ワクチンでございます。

 公式情報の重要性が分かったら、下記のページのPDFデータをダウンロードしてみてください。2021年6月24日から更新は止まっていますが面白いですよ。

 とくにすごいのが49ページの内容です。
 日本で最初にコロナ陽性者が出たのが2020年1月15日です。それから13カ月半経過した、2021年3月3日までにコロナに関連した死亡者数は7,366人です。

 PDF資料の引用元:厚生労働省 PowerPoint プレゼンテーション (mhlw.go.jp)
 という文字をクリックするとちゃんと厚労省の資料へジャンプできます。

 さらに20歳未満の死者は0人
 70代と80代の死者数が占める割合は88%60代も加えると96%
 コロナは茶番と叫んでいる人たちが「コロナは寿命」と叫ぶ理由が何となくでも伝わりますでしょうか。

 さて、2021年3月から今は2022年4月です。たまたまですが13カ月半が経過しました。
 2022年4月21日の時点で死者数は29,151人です。
 ワクチンを打っているのに、死者が減るどころか増えるのっておかしいと感じませんか? オミクロン株だなんだといって、弱毒化しているのに死者が増えているのっておかしいと感じませんか?

 私としては、ワクチンで死んでしまった人(当日や翌日急に死んだ人でなく、数か月後に死んでしまった人など)をワクチン関連死でなくコロナ関連死にカウントしている可能性を強く疑っています。

 一人でも、ワクチン肯定派だった人に届けばいいなと思います。 

 ワクチンが危険で、マスクに意味がなく、コロナは騒ぎすぎだと気がついている人でも、公式情報の重要性を気にかけていただければ幸いです。


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