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『魔女見習いをさがして』感想②~隠れたおジャ魔女をさがして~

引き続き、『おジャ魔女どれみ』20周年記念作品『魔女見習いをさがして』の感想。


前回は物語全般の感想だったので、今回は細かい所。タイトル通り、劇中に隠されたおジャ魔女達を探していく。前回以上にネタバレです!


おジャ魔女をさがして

【魔女見習いをさがして】の製作が発表された時、そのタイトルに違和感を感じた。普通なら【劇場版おジャ魔女どれみ~魔女見習いをさがして~】とかになりそうなのに。


『魔女見習いを探す?どれみ達が世界中にいるおジャ魔女を探す旅とか?リメイク?スピンオフ?』

色んな事を考えた。しかし、キービジュアル、主要キャラクター、設定などが明らかになるにつれ、主人公はどれみ達でなく、どれみを見て育ったどれみ世代が主人公だということが分かった。でも予告で見る限り、どれみ達もたくさん出てきているし、台詞もたくさんありそうだし《現実とどれみ世界の割合が半々》なイメージを持って鑑賞に臨んだ。

しかし、実際は現実が9、どれみ世界は1ぐらいの割合でほぼ現実世界の物語だった。なのでどれみ世界を楽しみにしていた人は物足りなかったかもしれない。でも現実世界の色んな所におジャ魔女は隠れていた。そこを見付けて楽しむ事が出来れば、その物足りなさも解消できるハズ!まだ1度観ただけなので全ては見付けられていないけど、分かっている範囲で書いていく。

主人公3人の設定

全くの新キャラである、長瀬ソラ・吉月ミレ、川谷レイカの3人が主人公。ひょんな事から出会った3人は【どれみ】の聖地巡礼を通して交流を深め、時には喧嘩もしたり、恋の後押しをしたり…。そんな3人の姿を見ていると、何か見覚えがあるぞ?と思い始める。3人で成長していく姿は、第1期【おジャ魔女どれみ】のどれみ、はづき、あいこの姿に良く似ている。
性格的にもドジだけど明るくて愛されるレイカはどれみ、進路について、親の言う通りに進むだけになっていることを悩むソラははづき、ハッキリ物を言う性格で衝突もするミレはあいこの姿に重なる。動きや発言においても、どれみと同じく【世界一不幸な美少女】と言ったり、飛騨牛にテンションがあがるレイカはどれみっぽいし、メガネの光る演出や不気味な笑い方をするソラははづきっぽい。男を容赦なく投げ飛ばしたミレの腕っぷしの強さはあいこソックリだ。
もちろんそれぞれのバックグラウンド等はどれみ達と全く違うのだけど、3人のわちゃわちゃを見ていると『おジャ魔女だなぁ』と思えてくる。

ミレは【帰国子女】でもあり、ももこ要素も持ち合わせている。途中、ミレのハッキリ言い過ぎる所が災いしてレイカと喧嘩をしてしまうが、【どれみ】本編でもももこがハッキリ言い過ぎる性格故、皆とぶつかってしまったシーンがあった事を思い出し、不思議と重ねて見ていた。


一方3人に存在しないのがおんぷ要素。代わりにその要素を持って現れるのが、おんぷ推しの大学生・大宮竜一。物語の途中から3人に合流し、一緒に聖地巡礼をしていく。【どれみ】本編でもどれみ、はづき、あいこの3人だったおジャ魔女に途中からおんぷが現れ、最終的には一緒に行動する様になった。この登場の仕方も何となくおんぷと繋がりを感じさせた。


アレンジされたどれみBGM

劇中で流れる音楽はこの作品に合わせて新しく作られたものはもちろん、どれみ本編でよく使用されたBGMがアレンジされて登場する。4年間放送され、しょっちゅう耳にしていた曲ばかりなので『あー!この曲知ってるー!』と嬉しくなる。BGM意外にもレイカの鼻唄が【おジャ魔女でBAN2】だったり、終盤で【わたしのつばさ】のインストが流れたり、オープニングやエンディング曲も使われている。おジャ魔女どれみを知っている人だけが分かる、隠れおジャ魔女だ。

モブキャラクターの声優

メインキャラクター以外にも会社の同僚や友人、すれ違う女子高生などのモブキャラクターが登場するが、ふと気づくことがある。

『あれ?この声どこかで…』

最も分かりやすいのがミレの同僚達が彼女の事を噂するシーン。スクープ的にミレがプロジェクトを外され別部署に異動する事を伝える女性は【どれみ】本編にて写真を撮っては『スクープよー!』と叫んでいたクラスメイトの島倉かおりにソックリ。

『いや、ソックリというかこの声、島倉さんじゃん!』

もちろんその女性は島倉さんではないが、声優は島倉さんと同じ山田きのこさんだった。この辺でモブキャラクターの声はどれみのクラスメイト、家族役だった方々が担当している事に気づく。エンドロールに注目!終盤に登場する姉妹も…。

存在感を出してくる玉木麗香

どれみのクラスメイトでとりわけ個性の強いキャラクター・玉木麗香(たまき れいか)。どれみと4年間同じクラスだったこともあり、メインの話も多く存在する。とにかく目立ちたがりの彼女だが、流石にこの映画には関わってこないだろうと思っていた。

中盤、レイカの離婚した父親が登場する。そこで初めて父の名字が【玉木】であることが発覚する。つまり、両親が離婚する前のレイカは【玉木レイカ】だった。

『玉木…こんな所にまで…』

どれみファンは何がなんでも映画に関わろうとする玉木の姿を思い浮かべたかも!?

たぶん他にも隠れたおジャ魔女が居ると思うので、見つけたらぜひ教えて下さい!

③へ続く…。


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