がんばれない

数年前の話を今でも思い出しては、消えないつらいおもいがわきあがってきて、誰かに聞いてもらいたくなって、
またがんばれなくなった。

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大学院じゃない道を進みたいと思った。

やりたいと思ったことだった。

精一杯考えてどうやって自分で学費を払いながらやっていけるか、プレゼンするつもりで親に話した。


「お前は何も苦労をしてない、努力をしてきてないからそんなに簡単にこの先のことを変えたいなんて言えるんだ」


って言われた。


はたから見たらなんの問題もない家族の中で育ててくれたんだろうって思われるくらいには、何不自由なく育ててもらったんだ。

でも、わたしだって、がんばっていた。

度重なる転校の中でも、いくら陰湿ないじめに遭おうと、行きたくないなんて言わずに学校も行っていた。
勉強だってがんばっていたんだ。


それを


「お前は何も苦労をしてない、努力をしてきてないからそんなに簡単にこの先のことを変えたいなんて言えるんだ」

の言葉が全部崩した。

色々がんばっていたけどだめだった、
家族のためになることを、できていなかったんだね。

もう私は何もがんばれなくなった、このときから。

なんでも親のせいにするなって言う人もいると思うけど、
言われた言葉、言われた方は一生消えないんだよ。


わたしはもうがんばれない。出来損ない。



そういうと、

「もっと大変な人がいる、こっちも疲れてる、少しは家のことして、なにがんばったの?」

って、あの人たちには言われちゃうと思うし
もしかしたらこの話聞いた人にも思われてるんじゃないかって不安になるほど、

毎日がつらい年末です。


読んでくれてありがとう。

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