向井かける

日記。『ヤケクソ文學』など。

向井かける

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日記の場を移します

年明けに、日記を書くためのWebサイトを開設しました。今後はこちらを更新し、あわよくば日記だけではなく他のものを書いたり、書くだけではなく、この場を起点にしてなんらかの活動 (今のところ思いついていませんが) もしてゆければいいなと思っています。広告収益を得るような仕組みはつけていません。noteよりもずっとシンプルな、日記がただ更新されていくだけのサイトです。 noteでは日記を書いたり書かなかったりの期間がありましたが、皆さんには日々読んでいただき、さらには読んだよ〜の

    • 2023.12.21

      なるべく丁寧に、部屋を綺麗にすることに注力したら家を出るまでにだいぶ時間がかかってしまった。駅に行くまでの道すがら、何かの店の開店祝いとして置かれた花がいくつか薙ぎ倒されて道に散らばっていた。昼過ぎ、タキくんに声を掛けたらカラオケに行こうとなり、ワカオくんもやってきて3人で小一時間歌った。するとだんだん調子が出てきて田町、高輪ゲートウェイとスタバを梯子しながら発表の資料づくり。源氏物語の末摘花巻を分担して精読する演習で、僕の担当は最後のほう、「源氏が末摘花に返礼の歌と衣装を贈

      • 2023.12.20

        掃除、読書、プロスピ、昼寝、プロスピ、バイト、ストゼロ、プロスピ、プロスピ、でさっさと寝た。たぶんどこかで間違えたのだろう。バッティングにもいろいろある。國分功一郎の人生相談のやつをぱらぱらと流し読みした。「とにかく人と話せ、ひとりで抱えるとたいてい碌なことにならない」ということを何度も言っていた。 ♪ Curtain Call / KANDYTOWN

        • 2023.12.19

          散歩、読書、掃除、バッティング。散歩、読書、掃除、バッティング。と唱えながら生活の安寧を求めている。マイナスをゼロにしたい、みたいなイメージ。何も始まらない。 掃除、散歩、バッティング、読書。駅のスタバで日記を書いた。悪くない気分。夕方から文献集めで日吉へ。行ったついでにNさんの家で適当に飯を食い「今日は飲まないんで」と宣言して早々に引き上げた。家のテレビ――といっても30インチ未満の小さな画面だ――が映らないらしく、ちょっと見てくれと母親に言われたので原因をあたったらB-

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        日記の場を移します

          2023.12.18

          授業。来週の月曜は僕が発表する回で、遅くとも2週間前から準備しないとまずいだろうと思っていたけれど何もしていない、大風呂敷だけ広げてしまった。図書館で資料を捜し始めるも同じ授業を取っている学生に既に借りられていたり、禁帯出の本はごっそり抜けていたりで話にならない。毎日の優先順位が「そのとき読みたい本を読む」、その次に「昨日の日記を書く」に固定されていてその日記すらままならない、こんなことでは埒が明かない、という話をワカオくんにしたら「そういう時期はそれでいいんだよ、インプット

          2023.12.17

          アラーム通り起きて未明の羽田へ。デッキへ出ると、恋人が乗っているシドニー便の尾翼がちょうど見えてサテライトターミナルの向こうへ消えて行った。到着ロビーの椅子で彼女が出てくるのを待ちつつ『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』を後ろの章から再読。買ったのは2年前くらいだろうか、その時はミニマリズムの実践という文脈でさらっと流し読んでいた。 ♪ city girl rmx / KID FRESINO

          2023.12.16

          先週の金曜日、つまり12月8日の日記は歩いて麻布台ヒルズまで行ったことを書こうとして力が入りすぎたのが良くなかった。ちょうど滝口悠生を読んでいたときだったから散歩をしながら街に対する解像度を上げて、ひとの記憶と接続させるんだみたいなことを思ってしまい、そこから一気に書けなくなった。それで日曜は日記祭で、あとは酒飲んで寝転がってしかいなかったので本も碌に読めていない。胆力がない。ずっとない。未だに一発逆転みたいなものを信じていながら怠惰に過ごし、夜になるとどうしようもなくなって

          2023.12.09

          働いたらだいぶ消耗してしまった。よくこんなところにずっと居たものだ。あと4回働いておしまい。「あと3ヶ月なんだから居れば良いのに」と皆に言われて「勘弁してください」としか答えようがない。職場の良心みたいな人の娘さんがもうすぐ受験らしく、年明けに飲みに行こうねえ、と言われて年明けというのはつまり共テが終わってからということだった。共テ、共テ? センターのことかと合点。娘さん、英語はちょっと上がったけれど日本史で伸び悩んでいるらしい。全落ちしたらどうしよう、と言われ、大丈夫っすよ

          2023.12.08

          ワカオくんと知り合った頃、といって毎日ワカオくんの話をしている気がする、ともかく彼は「駅から三田に来るときに汚い川があって、覗き込んでよく見たら魚が泳いでいて嬉しかった」というようなことを言っていた。その川というのが赤羽橋の交差点のところ、首都高の高架下になっている暗渠のことで、地図上でも道路に隠れて川として表れない。高架下の道路がかつての赤羽橋なのだろう、そういえば歴史的に名高いからといって、首都高をわざわざ地下に潜らせて見栄えを良くするという日本橋の計画はどうなったのだろ

          2023.12.07

          朝の京浜東北線はやはり大森駅で一斉に人が降り、澱んでいた車両の空気が入れ替わってようやくまともな吸気を得られるかのように思われたが、間髪入れずに降りた以上の人数が一斉に乗り込んできて、僕はまた奥のほうへ押しやられた。どうして乗り換え駅でもない大森でそんなに人が入れ替わるのか、未だに知らない。『死んでいない者』を読む。大往生した「故人」の、友人の語り。 三田。隣の席のワカオくんはこのあと友達の家でカレーを振舞うことになっているらしく、スパイスを6、7種類、ビニール袋からがさご

          2023.12.06

          きのう本棚は脳の拡張庫だということを書いたが、本を読むことは本そのものを自分にインストールすることだと思っている。もちろん一度読んだだけでは大して何も変わらないけれど(そのために拡張庫が必要だ)、同じ本を繰り返し読み返したり、同じ書き手の本をたくさん読んだりすると、薄い層がだんだんと重なっていくようにそれが自分を構成してゆく。『高架線』『長い一日』と読み進めて、いま猛烈に滝口悠生を欲している。 ♪ Young Boy / kaneee, STUTS

          2023.12.05

          定期的に本棚の中身を入れ替えたくなる。夕方、自室の机に座った時にいちばん手に取りやすいところにあるのが文芸誌のバックナンバーなのはちょっと違うのではないか、気に入った本をこそ手近に置いておくべきなのでは、と思いはじめて、本当はそこだけを入れ替えようとしたら結局全ての本棚を空にして蔵書を床にぶちまけてからジャンルごとに再分類しはじめてしまった。棚の裏にあった本を表に、下にあった本を上にするだけで、部屋の空気がだいぶ変わる。ついでに積み重なっていたプリントを整理して、そのほとんど

          2023.12.04

          ようやく革靴を買ったので嬉々としてチェスターコートを着て出かける。やはりスキニーパンツを合わせないとシルエットがしゅっとしない感じがあって、この数か月で体形がだいぶ変わったからスキニーはもう無理だと勝手に思っていたけれど、恐るおそる足を通したら意外と大丈夫そうだった。かっちりした服を着たときのほどよい緊張感が好きだ。月曜日は三田から常盤台のルーティン。今日は夕方から桜木町に出て、市役所の1階にあるスタバに篭ってみた。ポモドーロタイマー使いながら日記書いたりNotion弄ったり

          2023.12.03

          9月に大阪のtoi booksで買ったあと途中まで読んで、そこで栞を挟んだままずっと棚の上に置いておいた『長い一日』を再び読み始める。魔が差して今日もストゼロを開けてしまった。ここ数日、日記に気合を入れてしまったのでこのままだと続かなくなりそう。そういう気分だったのだから仕方がない。 ♪ Sequence / IO

          2023.12.02

          飲み明かした。Kさんとふたりで家を出る。薄い青空のもと志木駅までの住宅街を歩いていくことがなんだかとても素晴らしいことに感じられ、街並みを見る眼が生まれてきたのは滝口悠生を読んだからかもしれない。帰るのも面倒なので和光市で降りておふろの王様で時間を潰した。控えめに10分2セット。それから初台。職場の屋上からはドコモタワーがよく見える。ドコモタワーってエロいよね、と昔付き合っていた人が言っていてそれから僕はドコモタワーをそういう目でしか見られなくなった。夜中、第三京浜を東京方面

          2023.12.01

          夜中帰ると舐達麻がBADHOPを強烈にこき下ろす新曲を出していて、GADのビートも3人のラップも素晴らしいのに火気が強すぎるリリックとタイトルにちょっとウケた。FEEL OR BEEF BADPOP IS DEADって。僕は舐達麻もBADHOPもしっかり聴き込んだ時期があり、それらが被っているわけではないけれど双方に恩みたいなものがあるし、どちらのワルさにも憧れがある。高3の冬だったか、夢にT-Pablowが出てきて僕は彼の運転する車の助手席に座っていた、彼がアクセルを思い切