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雨の日ってレモネード飲みたくなるよねって話

なるよね。

何故かわからないけど、わたしの中で雨の日=レモネードの法則がある。

思い当たる節としては、雨に濡れて帰った私に母親がよくホットレモネードを作ってくれたからだろうか?

日頃からレモンが好きでたまに飲むが、雨の時は格段に飲みたい欲の強さが違う。

最近は、スティック状の蜂蜜にレモンの風味がついているという大変便利なものを買ったので、それをマグカップに入れてお湯を注げばすぐにレモネードが作れるという大革命が起きてしまった。すごい。美味しい。

あとは、帰り道にある自動販売機に500mlのペットボトルのものが売っていて、蒸し暑い日にはついそれを買ってしまったりする。

レモンの酸味と爽やかな甘み、あとは胸を踊らせるような鮮やかなイエローにとても胸を惹かれるのだ。

レモネードにレモンの輪切りを浮かべたら最高。苦味のある皮の香り、そして美しい断面がぷかぷかと浮かんでいると、途端にとんでもない贅沢をしている気分になる。


それはきっと、私にとってレモンが未だに「非日常」の象徴だからなのだろう。


スーパーの青果コーナーに行っても、滅多に手に取らないレモン。だけどあの差し色を日常で見かけると自然と心が弾む。

梶井基次郎の「檸檬」を読んで私はそう思った。なるほど、あの楕円形と柑橘系ならではのざらつき、ひんやりとした触り心地は憂鬱を吹き飛ばすパワーを持っている、かもしれない。

雨の日の、特段自分を甘やかしたい日に飲むレモネードはめちゃめちゃ美味しいよねって話でした。低気圧が来る度に頭痛に負ける私の身体、何とかならないものだろうか…。

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