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ドライバー(拮抗禁止令)のチェックで自己理解が深まる

現在お世話になっているキャリアコンサルタントの方から、

「〜しなければならない」と自分が支配されている考え方を、交流分析では「ドライバー(拮抗禁止令)」と呼んでいます、そこから自己理解を深めていってもいいかもしれませんね!

というアドバイスを頂きました。

僕はこれまで、エリック・バーン、交流分析、人生脚本、といったワードは以前からあちこちで見聞きしてきたので興味はあったものの、ほとんど詳しい勉強まではしてきませんでした。

ですので、このテーマに関しては、僕はほぼしろうとです。

とりあえず、「交流分析 ドライバー」でググッてトップに上がった以下の記事を参考に、調べてみました。

この記事によると、

ドライバー(Driver)とは、アメリカの臨床心理学者テイビー・ケーラー氏が名付けた、人の行動を駆り立てるメッセージのことです。

https://thoughts-make-things.com/entry/the-5-ta-drivers#toc2

とのことで、以下の5つに分類できるそうです。

  1. 完全であれ(Be Perfect)

  2. 他人を喜ばせろ(Please Others)

  3. 努力せよ(Try Hard)

  4. 強くあれ(Be Strong)

  5. 急げ(Hurry Up)

そして、記事の中で紹介されていたアンケートに答えてみると、僕を駆り立てているドライバーのタイプは、「2.他人を喜ばせろ(Please Others)」が最も強かったです。

これは、まさにドンピシャでした。僕は常に、目の前の相手、家族、仕事においてはクライエントや上司・部下に対して、

  • この人が喜ぶことはなんだろう? そのために僕ができることはなんだろうか?(➔できることがない場合、勝手に無力感を感じて寂しくなる)

  • この人が困っていることはなんだろう? それは僕が解決できることだろうか?(➔解決できない場合、その困りごとを何故か自分も抱えてしまう)※冷たいやつと思われたくない、って思ってしまうから※

  • この人が本当に心の底から望んでいることはなんだろう? それは僕に叶えられることだろうか?(➔叶えられない場合、勝手に罪悪感を感じる)

といったことを、常に常に、本当に常に、四六時中、考えています。まさに「人を助けたい、人の役に立ちたい、人の幸せに貢献したい」症候群です。。。自分でも呆れてしまうほどに。

人のためになる、って直感した瞬間に、身体が勝手に動いてしまうんです。

「人の役に立ちたい」という強い想いは、多くの場面で、仕事や人間関係でいい結果に繋がります。

しかし、その反面、しばしば自己犠牲的になってしまったり、バウンダリー(境界線)を超えてまでサポートしてしまったり、自分に無理しているのにも気づかないぐらいに人のために動いてしまったりして、自分の健康を壊したり、大切な人間関係が疎遠になったり、といった経験をしてきました。

ですので、今回のドライバーチェックは、自分の特徴の良い面・悪い面を確認するために、大変大きな意義がありました。

さらに加えて、今回気づいたことは、

〈僕は、心の底から喜んで人のために動いてきた、というよりは、ほとんど強迫観念に近い思い込みの力(=ドライバー)によって、突き動かされてきたのかも知れない…〉ってことです。

なぜなら、〈本当に心の底から自分も幸せを感じているのであれば、その人のために動いたせいで自分の健康が壊れるなんてあるはずない〉ですよね…?!

つまり、誰かのサポートをしている最中でも、「あ、ここから先は、きっと自分に無理がかかるな・・・。だから、自分を守るためにもここで切り上げよう!」といった〈自分に無理がかからない限界ラインにいかに気づけるか〉が、今後の僕にとっては大きな鍵になると、思っています。

言ってしまえば、〈自分にできることを超えてまで相手に尽くそうとするな。そしてその判断を謝るな。〉ってことだと思っています。

ただまぁ、「2.他人を喜ばせろ(Please Others)」以外のタイプのドライバーも、ほとんど僅差で強かったので(笑)、やっぱり僕は、普段からいろんな思い込みで自分を制したり駆り立ていたりするんだな、って思いました。

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