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甘甘やね~ん①

私が甘いモノを食べるようになったのは、確か20代後半だった。

嫌いだったワケじゃないけど、好んでは食べなかっただけ。

20代後半の頃は、毎晩酒を浴びるほど呑んでいて、肝臓と膵臓を壊していた。

難病になってから酒とタバコを止めたのだけど、遅いよなぁ〜笑

子どもだってもっと早く止めるよな。てか、子どもは酒もタバコもやらないよな 笑

今から13年前の事だけど、それから少しずつ、食べる楽しみに目覚めたんだと思う。と言うのか、自分では殆ど自覚してないなかったけどね。

ちょうど時を同じくして、巷ではたい焼きブームが巻き起こっていて、案の定、札幌の至る所に様々なたいやき屋さんができて、それぞれのお店が、それぞれの特徴を売りにして、宛らたいやき戦争の様相を呈してきたのだった。

そうなると、お焼きや今川焼きも便乗開店、しまいには鮭を型どった鮭焼きなるモノも登場し、甘いものに事欠くことはほぼ無くなった。

と同時に、パン屋さん業界では天然酵母のパンとか、ハード系なるジャンルも出て来たりで、パン食い競争ならぬ、パン屋抗争も勃発して、バブル崩壊後の落ち込んだ町並みに、ちょっとした活気みたいなものが見え隠れしてきた。

この甘味やパンのブームは、空前のプログブームの影響があったからに他ならないと思うのだ。

◯◯に行って来ました〜みたいなタイトルで、写真をふんだんに載せたブログが大流行したのだ。

例に漏れず、私もブロガーとして活動を開始した。
スイーツ、和菓子、洋菓子、パン、チーズ、蕎麦など、夜勤をしていた為に昼間は自由に行動出来たのも拍車をかけた一因だったのだろう。

そんなこんなはの日々を送っていたある日、運転中に胸がスーと涼しくなった感じがして、あれ?なんだろう?と思った矢先、急に胸が苦しくなり車を止めた。

同乗者に頼んで主治医に電話してもらったら、直ぐに1番近い循環器内科に行きなさいと。

検査結果は異常なし。

それから数ヶ月が過ぎ、仕事中にまた胸が苦しくなり、今度は息が上手く吸えないし、吸ったら上手く吐けない。

近くに夜間救急があったので直ぐに119番してもらった。

生まれて初めて乗る救急車、こんなにガタガタ揺れたら、助かる者も死んでまうわぃ❗

取り敢えず治まったのだが、当番医が整形外科のドクターだった為、翌日に循環器内科に来るように言われて、その日は帰宅した。

つづく

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