「お人好し」「おせっかい」と評価されることを恐れ、本当は出したい親切心を控えてしまうという悪循環の謎

「お人好し」「おせっかい」と評価されることを恐れ、本当は出したい親切心を控えてしまうという悪循環の謎


サクラは、幼い頃から人の役に立つことが大好きでした。困っている人がいれば助けずにはいられない。

そんな性格が災いして、周囲からは「お人好し」や「おせっかい」と評価される事も少なくありませんでした。
しかし、サクラはそんな評価を気にせず、
自分の優しさを信じていました。

ところが、そんなサクラにも、次第に心の奥底に影が忍び寄るようになりました。

「本当に私がしていることは、親切なのだろうか?なぜか冷たい視線を感じてしまうことがある…」
そんな疑念がサクラの心を徐々に蝕んでいったのです。

そして、ついにサクラは、
自分の優しさを出すことに
躊躇するようになってしまいました。

「親切にすればするほど、
傷つくだけなのかもしれない。」

そう思うようになってしまったサクラは、心を閉ざし、周囲から距離を置くようになってしまいました

そんなある日
サクラは新しい職場に転職します。
新しい上司は一見冷酷で厳しい人物に見えました。

しかし、サクラは次第に
上司の真意に気づき始めます。
上司は決して冷たい人ではありませんでした。

むしろ部下を思いやる
優しい心を持っている人だったのです。
しかし上司は自分の優しさを表に出すことを恐れていました。
かつて上司は自分の優しさゆえに
裏切られた経験があったのです。

「二度と同じ過ちを繰り返したくない」

そう思うようになってしまった上司は心を閉ざし
厳しい態度で周囲と接するようになっていました。

サクラは上司の姿に
自分自身の幼少期を重ね合わせました


「私も、同じように心を閉ざしていたのかもしれない」
そう気づいたサクラは、上司に自分の想いを打ち明ける決意をします。


「上司、本当は優しい人ですよね。もっと自分の優しさを出してほしいです。」

サクラの言葉に上司は驚きながらも、心を動かされます。そして、少しずつではありますが上司は心を解きほぐし、周囲に優しさを表すようになっていきました。

サクラもまた、上司の変化に勇気づけられ、
自分の優しさを出すことに
躊躇する気持ちが薄れていきました。

「親切にすることは、決して悪いことではない。」

そう気づいたサクラは、再び周囲に積極的に接するようになります

そして、サクラと上司は、互いに支え合いながら、共に成長していくのでした。


優しさという美徳は、時に影を伴うものでもあるかもしれません。

本当の意味での優しさと信じたら勇気をもって行動していきたいですね。

この話の肝は

『過去に親切をしたのに周囲から「お人好し」などと評価されてしまい本当は出したい親切心を抑圧してしまっていたサクラが、上司が親切心を出せないことに対して共感と反応し、気づく所です。』


追記

そしてもう少し深堀しますと、本当は出したい親切心などの気持ちを抑圧している場合、他者がそれを出さないと(自分が出していないのに)イライラしてしまうと言うケースがあります。それは本当は出したい気持ちを無意識に理解しているからなんで出さないんだと言う気持ちが出てきてしまうと言うものになります。でも自分自身がそれを抑圧していると気づかないケースもあります。


ここまでの長文をお読み下さりありがとうございます。
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