瑞貴つむぐ

臨床検査技師。役者。柚月歩。 言葉を紡ぐことと快楽に溺れることがすき。自由がすき。人間…

瑞貴つむぐ

臨床検査技師。役者。柚月歩。 言葉を紡ぐことと快楽に溺れることがすき。自由がすき。人間がすき。ふれあいがすき。匂いがすき。写真がすき。嗅ぐのがすき。冬がすき。 あついのがきらい。人間がきらい。臭いがきらい。集合体がきらい。肌の凹凸がきらい。強要がきらい。否定が嫌い。

最近の記事

『シャッターアイランド』をつむぐ。

本当は3月に上演予定だった、初主催一人芝居の題材である『ロボトミー手術』。やっぱりあの話を完成させたい。そう考え拝見したのがこの作品。 一言でこの作品のことを言うならば、「人間の思い込みは他人も自分をも殺す」。 人間の思い込みというものは強い。思い込みには様々な作用がある。時に自分への自信に、時に暴力的になったり。学生時代に定期試験を「自分はできる」と思い込みながら受けたり、「自分の頭の悪さは親譲りだ」と考えていたりした思い出が、誰しも一度はあるだろう。思い込みというもの

    • 将来の夢をつむぐ。

      小さい頃の将来の夢を覚えているだろうか。 パン屋さん、花屋さん、お医者さん、おまわりさん・・・ わたしの小さい頃の夢は、お医者さんだった。 病理医。解剖するお医者さん。 解剖をしたい。ずっとそう夢みていた。 幼稚園生の時から毎年母に夏、人体館に連れて行ってもらっていたわたしは、一瞬でホルマリン漬になっている臓器の虜になった。 これが、わたしのからだの中に全部あって、動いていて、これがひとつでも欠けたら、わたしはわたしでなくなってしまうのか。 そう考えていたらなんだかどきど

      • やさしさをつむぐ。

        やさしさってなんだろう。 ふと考える。 ひとがいうやさしさという言葉には、とっても強い呪縛をはらんでいる。 「ほんとやさしいね」「やさしくしてくれてありがとう」「やさしくして」 ひとがいうやさしさという言葉はわたしを封じ込める魔力がある。 わたしはわたしで居てはいけない。 ひとのいうやさしさの中で生きなくてはいけない。 学生時代、他人主体で生きてきたわたしはやさしさの呪縛を受けてやさしさの仮面をアロンアルファで貼り付けた。 どんな感情になっても、決して剥がれることはないよう

        • セブ留学をつむぐ。

          ああ、やはり持たなかったか。 まさか1つ記事を書いて飽きてしまうとは。 自分の飽き性に心底呆れる。阿呆か。 今回は先日行ったセブ留学についてお伝えしたく言葉を紡いでみる。 セブ島という場所をご存知であろうか。 リゾート地というイメージをお持ちの方が多いであろうその島は、 フィリピンの南部に位置する離島の中で一番栄えている島である。 直行便だと約5時間。 わたしは格安航空で向かったため、 成田空港から釜山を経由しマクタンまでトランジット含め約半日掛かった。 何故こんなに遠い国

        『シャッターアイランド』をつむぐ。

          はじめてをつむぐ。

          はじめて書くものって妙に緊張する。 例えばキャンパスノート。書くときは無駄に綺麗に書いちゃったりマス目に沿って書いてみたり。どうせすぐにぐちゃぐちゃばらばらになっちゃうのに。 あとはあれだ、自分のサイン。初めて書いたときはほんまに緊張して丁寧に書きすぎて逆に失敗しちゃったり。 きっと、このノートも最初は無駄に綺麗に書いたりたくさん書いたりして、最初の1週間とかは毎日とか1日に何十件とか書いちゃうんやわ。ほんで秒で飽きてやらなくなるんやわ。 目に見えてわかる。今までつくったブ

          はじめてをつむぐ。