唐橋ひかりはふと目が覚めて、時計を見る。まだ8時半だ。家を出るまでには1時間半ほどある。今日の授業は2限から4限までだが、3限と4限は出席を取らないからすぐに帰ってこようなどと考える。大学2年生なんてこんなものだ。這うようにキッチンに向かい、2つ並んだマグカップに牛乳を入れてレンジで温める。布団に戻りホットミルクを飲みながらもう1つのマグカップの持ち主のことを考える。3週間ほど前に別れた男のものだ。笑ってしまうほどあっさりとした別れた方だった気がする。「別れよう」と言われ、「
自分は他人にどう思われるかを気にして自分の好きな曲が変わることがある。小学校の時、GReeeeNを聞かないわけにはいかなかったし、最近まではあいみょん、King Gnu、Official髭男dismの曲を知らないとドライブなんて楽しくない。今周りのブームは専らHIP HOPだ。実際、周りに影響されて聞く音楽ははまりやすいし、なんだかんだ「最高だ」と思ってしまうちょろい人間なんだ。もうドライブで困ることは全くない、注意することと言えば高速道路での湘南乃風だ。あれは飛ばしたくなる
バスの中には私達の他に2人しかいない。1人は薄汚い作業着を身にまとってるおじいさんでもう1人はスカートの丈がひざ下まであるグレーの学生服を着た中学生である。窓を見ながらおばあちゃんは少し悲しそうな顔をしている。なんでなんだろうか。外は寒そうとはいえこんなにも晴れている。家では優しく笑っているのに、最近バスに乗るといっつもこうである。最近では"しょうしこーれいか"というらしいが、この近くに住む人はどんどん少なくなっているらしい。おばあちゃんは家でよく私を膝に抱えながら昔はもっと
こんにちは。むぎ茶です。今回は高校時代に自分が救われたことについてお話します。私が通う学校は進学校もいいところで運動部は基本的にとても弱かったんです。その中でも自分が所属するサッカー部は1学年30人程度の他の部に比べれば大所帯でした。私の部は朝練が強制ではなかったので、同じ学年の仲間他2人と3人で個人練習を毎日続けてました。自分たちはメンバーが入りが正直確実ではなく、焦りを感じながら必死に練習をしていました。試合の2週間ほど前メンバー発表の日、自分はメンバーに選ばれ、残りの2
こんにちは。むぎ茶です。今回はちょっとしたことでおいしいやんって感じられることをお話していきたいと思います。 1つ目は厚揚げの話。厚揚げの底を突き抜けない程度に中心をくりぬいて、そのスポットに生卵を投下。塩コショウでもかけて500wの電子レンジに2~3分かける。その上にスライスチーズをかけてもっかいレンジへ。2分温めたらそれだけでおいしい。くりぬいた豆腐は味噌をといたお湯にいれる。それだけでおいしい。 2つ目は猫背の話。両手を祈るように組んで、手のひらが外を向くように腕を