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フライドポテトといえば・・・のトラウマ。



フライドポテト、って文字を打ったとたんにお腹が空いてきた笑



先に宣言しておくと、フライドポテトは大好き。



ただし、フライドポテトにまつわる苦い思い出がある。
それが私が人がキライになったワケ、エピソード3。




昔々、
コンプレックスを指摘され、
いきなり仲間外れにされる体験が重なって、
元々低い自己肯定感がさらに下がり、
そこから上げられないまま超超低空飛行を続けていた。


そして、人をキライになるという結果に至った。



高校までの学生生活を楽しく過ごすことができなかったので、
大学生になってもキャンパスライフは自分には楽しめない気がした。



本当は、大学で心理学を勉強したいという気持ちがあった。
もしまた同じことが起こったら、
4年間も耐えるなんて無理・・・そう思った。
学費を払ってもらっても無駄になってしまうかも・・・
と思うと怖かった。





でも、迷いに迷った結果、専門学校に進学することにした。
今度こそは、楽しい学校生活を送りたい、と願って。



先に結論から言うと、願いはかなわなかった。



周りに溶け込めるように、
静かに、
おとなしく、
目立たないように、
空気みたいになりたい、
そう思って行動していたのに。



他にも生徒はいるのに、なぜかまたもや目を付けられた。



「なんか、気持ち悪い」
「あいつ、なんなの」
「なんでここにいんの?」
「目障り」



そんな言葉を男子たちにいつも聞こえよがしに言われた。



もちろん言い返すことは出来ない。
言われるたび、聞こえないふりをした。



ある日、外でランチを食べていた時のこと。


(なんかさっきから背中に当たってるな・・・)


そう思ってちらっと振り返ると、
男子たちは、
私に向かってフライドポテトを投げつけていた。
ケラケラ笑いながら。



なにも言えなかった。
なにか言っても、
場所を移動しても、
どうせ気持ち悪いと言われるだけ。



さらに状況が悪くなるのも怖かった。



そう思って、気づかないふりをした。
ただ、男子たちが飽きるのを待った。




このことで私の中の人がキライな気持ちはさらに巨大化した。




いまではもう笑い話として話せるけれど、
以前はフライドポテトが大好きなのに、
見るたび、食べるたびにこのエピソードと
不快な感覚がセットでついてきていた。



トラウマだった。




このトラウマも踏まえて、
私の”人”に対する固定概念がさらに増えた。
・人の気持ちを考えずに言葉を発する
・人を裏切る
・仲間外れにする
・人を嫌な気持ちにさせる
・気に入らなければ攻撃される
・私を嫌う



そして、
人がキライ
それに加えて人が怖い
と思いを持つようになっていった。




人の悩みの9割は人間関係の悩みという。


それに、私たちは人と関わらずには生きていけない。



つまり、人がキライで、人が怖いということは、
毎日キライで怖い存在と関わらなければいけないということ。



そんなの、辛いに決まってる。



今、過去の私と同じ気持ちを抱えている人はいるだろうか?



もしいたら、
気持ちを抱えるにいたるまでの状況は全く違ったとしても、
感じていることや考えていることに
共感できるところがきっとたくさんあると思う。



もちろん、
もっと私より過酷な経験を経てそうなった人もいるだろう。
そうでない人もいるだろう。



でも、
ひとりひとり感じ方も捉え方も違うから、
いつ、どこで、なにがあって、
人がキライとか、人が怖いと思い始めるかはわからない。



過去の私と同じ気持ちを抱えている人がいたら伝えたい。

一番やってはいけないことは、
原因にかかわらず、
人がキライとか人が怖いと感じたことをなかったことにすること。



そんな風に感じるべきじゃない、とか
こんなことくらいでそう思うべきじゃない、とか
もっとつらい体験をしている人もいるのに、とか
私が強い人間だったらこう感じないはず、とか
いろんな理由をつけて、自分が感じたことを否定しないで。



なぜなら、
感じたことを否定すると、自分と向き合えなくなってしまうから。

感じたことを否定して、気持ちが癒されないと、ずっと抱えたままになってしまうから。

やがて、自分がどう感じているかがわからなくなってしまうから。




自分が感じたことは、どんなことも大切に。

心の傷やトラウマには早め早めに対処した方がいい。



さて、明日はフライドポテトを食べよう。

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