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詩「n番目の恋(n=自然数)」


わたしが彼を好きだって
お調子者共が冷やかす

わたしと彼が付き合っているって
ニヤニヤしながらウワサされる

なぜいつもこうなのか
彼は冷やかしに迷惑そう
ごめんね
わたしなんかが好きでいて

それでも彼はやさしい
誕生日プレゼントをあげたあと
わたしにお返ししてくれた
わたしが気まずそうに話しかけても
笑って返事をしてくれた

それだけでうれしかった
だから告白なんてしない
そしてクラスが別れれば
お互いに忘れておしまい
わたしは新しく恋をする

わたしが彼にあげたのは
彼がわたしにあげたのは
何だったか
思い出せない






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