頭痛

 小学校高学年ごろから断続的に頭痛に悩まされている。頭痛の症状に関しては頭全体が締め付けられるように痛む緊張型頭痛と頭の片側への強烈な痛みと強い吐き気が同時に起こる片頭痛の2種類である。頭痛が起きない日の方が珍しい程私の生活には頭痛がつきものになってしまった。
 様々な頭痛薬を試したが一向に効果がないので脳神経の専門医に見てもらうことも考えたが、一般的に子ども若しくは若者と呼ばれる私が頭痛を持つのは家族や教師など関わりのある大人たちにとっては不思議なことらしく、我慢すればじきに治るものだと返答するだけで病院に連れて行って検査をしてもらうという対応には至らなかったが、私が何度も頭痛を訴えた際には近くのドラッグストアで鎮痛剤や冷えピタを買ってくれたりはするのであった。
 市販の頭痛薬に関しては様々な種類を試した。家族から買いとうぶんb与えられたり、なけなしの小遣いをはたいて自分で購入したものもあったがどれも大した効果が得られなかった。やはり市販の鎮痛剤では効き目が弱いのだろうか、私のような症状には薬剤師が取り扱うような強力な鎮痛剤じゃないと治すことは出来ないのではなかろうかと考えたりもした。
 とはいえ最近はこれらの頭痛が和らぐ方法を私なりに導き出すことができたので未成年時代と比べると幾分かマシではある。その方法とはメンタルクリニックより頓服薬として出されているアルプラゾラムのODである。このやり方は肝臓や腎臓には少なからずダメージを与えるものではあるが、。おそらくベンゾジアゼピン系ドラッグが持つという特徴が働いているのかもしれない。そう考えるとやはりこの頭痛の根幹にあるものはストレスなのだろう。
 とはいえアルプラゾラムの効果が切れてくるとまた脳神経が痛みに侵食される。薬が切れるたびに忍び寄ってくる痛みを前にこの頭痛とは一生付き合っていかなければいけないのだということを痛感する。

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