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もうすぐ春! Der Frühling steht schon vor der Tür!

3月もまだまだ寒ーいミュンヘンだけど、雪が少しづず溶け初め、最初に顔を出す花は、スノードロップス。
この白い可憐な花が咲くと、“春がくる!!!“のサイン。
スノードロップスを見つけると、まだまだマイナス気温で雪が降っていても、春の気分になってくるから不思議。
長ーく、寒ーい冬に飽き飽きしているし、だんだん日も長くなり、太陽を拝められる時間も増えていく。

25年来のスイス人の友人バーバラとスノードロップス

太陽大好きドイツ人は、お日様が顔を出すと外に出ていく。
天気がいい日は、自然の中でできるだけ長く過ごしたいがために、幼稚園の子供達を早めに迎えに来る親も多いくらい。

私がドイツに来た当時、本当に驚いたことの一つに、日が照る場所に立って目を瞑り、日光浴をしている人々を至る所で目にしたこと。
壁にもたれかかりただ立っている人を見かけて、最初は何をしているのかわからず、不思議に思えていた。

大きなドイツ人がただ立っていると、木が日の光を浴び光合成を行っているように見えて(笑)。

でも、長年住んでいると、日本にいた頃はそう強く思わなかった太陽の有り難さを身にしみて感じるようになった(おかげで、シミが。。。(涙))。

猫もお日様好き

イースターの40日前のファッシング(謝肉祭)からイースターまでは断食期で、この40日間、好きなものを断つドイツ人も多い。
根性なしの私はやったことがないけれど、私の周りはチョコレート断ちしたり、禁酒したり、寝る前のスマートフォン断ちとか、それぞれのファスティングを実行していた。
だから、なおさら、春を代表するイースターのお祭りが来るのが待ち遠しい。

スノードロップスの次はクロッカス

幼稚園の子供達は雪が大好きだから、雪が溶け始めるととてもがっかりする。
それに、雪解けの土の上はびちゃびちゃしているし。
文句言いながらも子供達は、バケツを持ってきてせっせせっせと水を集めたり、泥もバケツいっぱい集めたり、濾過したりと、なんだかんだ言って楽しんでいる(外時間から帰った後の着替えがとても大変!)。
森へのお散歩でも、雪が溶け始めたところから顔を覗かせる花を発見したり、鳥やリスが活発に働いている姿や、木の枝の蕾がふっくらとしているのをまじまじと見たり、小川のせせらぎの音を聞いたりと“静“から“動“への変化を楽しんでいる。

室内のデコレーションは、ジュブレ・フォンオルファースの“ねっこぼっこ“の世界を表現していて、根っこの子供達が茶色いパジャマから美しい色とりどりの洋服に着替えていく変化も楽しめる(小さいお人形がたくさんです)。お遊戯(ライゲン)でも、土の中に眠っていた花や虫達が目を覚まし、新しい洋服を着て、春の訪れとともにお日様の光を浴びながら、地上へと出ていくさまをテーマにしている。

この時期のおすすめ絵本は、ジュブレ・フォンオルファース“ねっこぽっこ“、エルサ・ベスコフ“ペレのあたらしいふく“、岡田千晶“もうすぐもうすぐ“。
大人も楽しめる美しく喜びに溢れる絵本!

春は、始まりと再生の季節。
何かの終わりがあるから始まりがあるけれど、皆様にとって良き“春“の訪れとなりますように。


昨日、ミュンヘンの友人から届いた春の写真。



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