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自分らしい働き方を手に入れるために大事なのは自己啓発か?不労所得か?起業か?

こんにちは、少女漫画「君に届け」みたいな青春を送りたかったムーディです。大学2年のアメフトやっていたときにバグハマりしたなぁ。あれ完結したんかな?

▼君に届けにハマってた頃

週1note vol.6 6週目。今日でひとまず終わり!

過去の週1note vol.6の記事も貼っておく。実はサムネイルの画像をたどっていくと油絵のパンダが徐々にできあがっていく。

▼みんなのも見てね!

▼「多様な人を巻き込む場づくりとは?」というテーマでイベントします!興味なくてもイベントページ見てみてね!(笑)

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1,自分らしい働き方を手に入れるために大事なのは自己啓発か?不労所得か?起業か?

誰もが自分らしく働くためにはどうしたらいいんだろう。

私はいろいろな講演会や交流会に参加するのが好きなのでいろいろな考えを持った人に会う。

「自己啓発が大事!」

「不労所得を作ることが大事!!」

「起業したらいいよ!!!」

どれも正解っぽいし、大事っぽいなぁ。自分のことは自分で守っていく!!という考えが見ることができて頼もしいしたくましい。最近Twitterをはじめたが、「不労所得の得る方法教えます!」というアカウントからめちゃくちゃフォローがくる。嬉しいなぁ。

言い回されているようなことでも自己啓発っぽいことをつぶやくとなんかいいねがたくさんつく。たまにリツイートもされる。みんなが自己啓発を求めている。

そして起業家はカリスマのごとくかがげられている。自分で自分の生計をたてることが難しいからこそかっこよさを感じる。私も起業家の人に対しては何も考えずに「かっこいい!!」と思ってしまうものだ。

「自己啓発」「不労所得」「起業」。

どれも自分らしく働くためには大事かもしれない。

ただ、私は福祉従事者だからこそ言いたい。資本主義下の元で生きていくのであれば、誰もが自分らしい働き方を得るためには「福祉の拡充」が必要である。

2,資本主義ってなんだっけ?

「福祉って大事か?」
「一部の人だけのもので俺には関係ない」
このように福祉の重要性は世間一般的に理解されていない。または理解していると思い込んでいる。しかし、資本主義下に私たちはいるからこそ、福祉は重要性を帯びてくる。

そもそも資本主義とは何か?

「資本主義とか知っているわ!馬鹿にするなよ!!」
と思う人もいるかもしれないが、福祉の必要性を説くには、資本主義を理解することが不可欠。


当たり前すぎることだが、資本家(元手を持つ資本階級)と労働者(労働力を持って資本を得る労働階級)の二段階級から資本主義は成り立つ。


価値の増殖が宿命のため、節約と効率が求められる。

労働者は労働という時間を売ることによってお金を得る(所謂Time is money)。つまり、遅刻という概念が生まれたのは資本主義になってからだぅったりする。


そんな資本主義になってから、我々は二重の自由を手に入れた。1つは身分的自由。処遇が農民から労働者に変化した。2つめは生産手段の自由。農地を守るよう言われていた時代は終わり、農業以外の仕事を選択できるようになった。農地から切り離されたので、実質移動の自由も手に入れた。


その一方で資本主義は貧困の自由を生み出した。仕事が自由に選べる、身分が自由になった代わりに貧困になっても自己責任ということになった。


3,そもそも私たちはなぜ働く?


私たちはなぜ働くのだろう。

働かなくても一生生活していけるだけのお金を持っている人を除き、食べるため、食べて生命維持するために私たちは働く。

生命維持をするために私たちは労働力を売る。

大げさに言えば、命を売ることでお金を得て生命維持しているのである。
だから、無茶な働き方を強要されないために国が労働基準法や労働法を作った。


4, 生命維持のために働く。では、働けなくなったらどうすればいい?


生命維持のために働く。では、働けなくなったら?もちろんご飯を食べることができなくなって生命維持ができない。故に失業できないのだ。


しかし、自分の意志とは反して働けなくなることや失業することがある。

子育てに専念、病気や障害を抱える、高齢化して働けなくなる、、、


資本主義下の中、何の制度も法律もなければ、今あげたことが起こると私たちは失業して、生命維持ができなくなる。


つまり資本主義社会では健康の意味が決定的に重くなる。

資本主義は障害者問題を顕在化させてしまうということだ。障害者は雇用労働に就くために必要な労働遂行能力を持たないと、企業から判断され採用されかねない。

障害者問題とは疾患から引き起こるという個人的なものではなく、社会的に後付けされたものである。

▼似たようなことを前回書きました!


では失業しても生命維持をしていくだけのお金を稼ぐにはどうしたらいいか。方法は2つある。

1つは仕事がなくならないこと。子育てしながら、病気や障害があっても、高齢化しても、仕事がなくならない仕組みを作ることである。私が働いている就労継続支援はその一端を担っている。


もう1つは失業手当、年金などの社会保障がしっかりしていること、言い換えれば福祉がしっかりしていることだ。福祉がしっかりしていれば、子育てしながら、病気や障害があっても、高齢化しても、生命維持を続けるためのお金を得ることができる。


5,福祉がしっかりしていないと資本家と対等になれない


福祉の重要性は失業時に生命維持に困らないだけの貧困に陥らないようにある。そして、福祉の重要性は「なんかあったときのため」ということだけにとどまらない。福祉がしっかりしていることは失業時のリスクをなくすことである。


つまり、ブラック企業に入ってしまい嫌な扱いを受けることがあってもすぐに会社を辞めてしまうことができるのである(ブラック企業には人が集まらなくなるので、結果的にブラック企業はなくなっていく)。


逆に言えば、福祉がしっかりしていなければ、失業=生命維持の困難を招くことになり、失業が許されない。結果、会社からブラックな処遇を受けても、黙って受け入れるしかない。


つまり、福祉は資本家と労働者が実質的に対等になるためにある。

6,誰もが自分らしく働くためには福祉の拡充を考えてみよう


「ブラックな今の企業を辞めて新しい仕事にチャレンジしたくともできない」
「誰もが失敗でき、チャレンジできる環境を作りたい」


これを読んでいる人でそう思っている人がいれば、福祉を充実化させればあなたの願いは叶う。福祉が拡充することで自分らしい働き方を自分のペースで模索していくことができる。

福祉は特定の人だけのものではない。福祉は全員に関係していることである。

「どうやって充足するねん」

そんなツッコミが聞こえてきそう。

簡単。今より少しだけ福祉に関心を持ってみよう。あなたが選挙に行くときに福祉のことに少し敏感になってみよう。そこから誰もが自分らしく働ける社会ができていくきっかけになる。

はじめて参加した週1note vol.4ではテーマを決めず。

週1note vol.5ではテーマを「黒歴史」にした。

そして今回の週1note vol.6はテーマを「障害と福祉」について置きました。

次回はどんなテーマにしようかなぁ。怒濤の6週間。遅刻なしに出せた自分にご褒美をあげたい(笑)

またどこかで会いましょう!グッバイオンザビーチ!

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今週のポエムコーナー

なんかサザエさんのじゃんけんコーナーみたいのやりたくて思いつきで初めたこのコーナー。

実は私は高校時代にくさいポエムを書いて全世界に発信していた黒歴史を持ちます。(詳細は以下のnote) 


今回のお題は「カーテン」

「カーテン」 君の輝きは私のカーテンで遮ることはできない

シンプルイズザベスト!

次回のお題募集はもうないぜ!グッバイオンザビーチ!!!



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2020年に入ってから、Twitterを始めました!学生時代ぶりのTwitterなのと、どう使うかは少し定まってませんが、繋がりましょう!

#週1note #働き方 #個性 #障害者 #時間 #仕事 #福祉  

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