クジャク

同窓会でチヤホヤされたかった自分は他人に振り回される人生を送っていた

こんにちわ。最近半年で10kg増えたムーディです。

週1noteの第2週目。月曜日担当なので記事を書かせていただきます。


※他の週1noteの記事はこちら↓


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1.「同窓会でチヤホヤされてぇ」と願った時代


突然だが、私は高校時代から大学3年生まで抱いていた将来の夢が「誰もが知っている大企業に入ること」だった。

なぜなら、社会人になってからの久しぶりに集まる同窓会でチヤホヤされたかったからである。


社会人になってから久しぶりに集まる同窓会で

「ムーディは今何の仕事をしているの?」

と聞かれたときにみんなが知っているであろう、ブランドがある企業名を言う。

そこで

「ええ!あそこに行ってるの?!すごーーーーい!!」

と言われるような人生をずっと送りたかったのだ。


もちろん生まれてからずっとそうなりたかったわけではない。

幼稚園生のときは「大工さん」や「漫画家」になりたかったし、

小学生、中学生のときは「画家」になりたかった。


「大工さん」「漫画家」「画家」は同窓会でチヤホヤされたい、とかではなく。

本当に自分がなってみたい!と思う職業だった。


しかし、高校に入るあたりから、「安定した高収入」と「企業ブランド」を求めるようになった。お金をもらって何か買いたかったとかでもないが、お金はあるに超したことはない。企業ブランドは周りからチヤホヤされる。そんな思いで私は誰もが知っている大企業を目指していた。

仕事内容はどうでもよかった。「コカコーラ」「フジテレビ」「任天堂」「Google」・・・

みんなが知っている企業ならどこでもよかったのだ。


2.チヤホヤロードから脱線するかもしれない不安


しかし、大学3年のときに壁にぶち当たる。

私は当時、スポーツ推薦で大学に入り、強豪部活動に所属した。しかし、部内でのレギュラー競争に疲れ、人間関係もうまく行かず孤立していた。心身共に疲れきっていたため、退部を選んだ。

しかし、退部を選ぶ際に私は苦しむことになる。

就職活動をした際のことをイメージしたのだ。そこには就職活動の履歴書をどう書くか悩んでいる自分がいた.


一般企業の多くは、耐えて邁進する選手の一般特性がよいとされる価値観と全力で課題遂行に努力することがいいとされている価値観がある。事実、私の所属していた部活動ではレギュラーになれなくても、卒業に5年以上かかっても、最後まで部活動に残れば、それなりに知名度のある企業に就職できていた。

履歴書に部活動を途中で退部したことを書けば,面接で途中退部のことを追求されて不利になると思った。

部活動をしていなかったことにしたところで,大学生活では部活動に打ち込んでいたため、部活動以外に何もしておらず,自分から部活動を取ったら面接では何もアピールするところがない.


「同窓会でチヤホヤされるような人生が送れない」


私は就職活動でうまくいかないであろう、チヤホヤロードから脱線するかもしれない。

遂には

同窓会でチヤホヤされない自分は価値のない人間である。


自分を強く責めた。

↑退部前に迎えた誕生日。しかし、うれしそうな表情はなく、将来のことが不安で死んだ目をしている。


3.「同窓会でチヤホヤされたい」人生=「他人に振り回される人生」


そんなある日のこと、ふとしたきっかけで私は福祉の仕事の面白さを知ることになる。

しかし、福祉の仕事は大企業と比べると賃金は低くなりがちで、企業ブランドが「コカコーラ」や「フジテレビ」みたいにあるわけではない。

(過去に「福祉の仕事をしています」と言ったら、鼻で笑われたことがある)


でも、私は「収入」「ブランド」抜きにこの仕事がしたいと思った。


とはいえ、ブランドもほしい、同窓会でチヤホヤされたい・・・

「やりたいことを仕事にしたい」と「同窓会でチヤホヤされたい」という2つを天秤にかけ悩み始めたのだ。

私は悩んだ。


そのとき、ふと私は「同窓会でチヤホヤされたい」という願いを叶えるための仕事を選んだ人生を考えた。

「同窓会でチヤホヤされたい」という願いを叶えるためだけに、やりたいかわからない、そんな仕事をずっとやり続けることに自分は耐えられるだろうか。

「同窓会でチヤホヤされたい」人生は言い換えれば「他人の評価を得たい」人生であり、他人の評価にあわせて自分の人生を定めていく生き方とも言える。

つまり、

「同窓会でチヤホヤされたい」人生=「他人に振り回される人生」

なのだ、と私は答えを出した。

同窓会ではチヤホヤされないかもしれない福祉の仕事。それでも自分の人生は自分で決めていきたい。自分のやりたい仕事をやりたい。


そう思うようになって、私の中にあった「同窓会でチヤホヤされたい」願望は消え、今、福祉の仕事をしている。


↑福祉の仕事をはじめたての頃。うれしそうな表情をしている。


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福祉の仕事はとても面白いものだ。

しかし、学生の就職活動の際に、福祉の仕事は選択肢の1つにあげられにくいらしい。大事な仕事という認識はあれど、3Kのイメージがポツポツあり、関心を持たない人は「やってみたい」とは思わない仕事らしい。

「福祉の仕事が同窓会でチヤホヤされる仕事になりますように」とは思わないけども。


福祉の仕事が

「かっこいい!」「私もなってみたい!」

と言われるような。

そして、鼻で笑うような人がいなくなるような。


そんな日が来るといいなあ。

グッバイ。


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