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「カオルとカオリ」電子書籍 販売方法を変更しました

 一念発起、「カオルとカオリ」という小説をセルフ出版したはいいが、1年になんなんとするも結果が伴わず、悶々とする中、方針を変更します。
 作品は北海道の札幌郊外や空知地方の美しい自然を背景に、ティーンエイジャーである2人のカオルと1人のカオリが織りなす、四つの物語から成る連作形式の小説ですが、それぞれのエピソードを独立してkindleで電子書籍出版し、あわせてnoteでも有料マガジンとして販売します(各250円)。なお現在公開中の第一部「林檎の味」は無料公開を継続し、電子書籍版は99円(最低価格)とします。

 「カオルとカオリ」はどのエピソードから読んでも楽しんでいただけるよう工夫しています。ご購入を検討いただけましたら幸いです。また方針の変更にあわせて、全作品の電子書籍を、9月18日(水)16:59までの限定で、無料にて提供いたします。是非この機会をご利用下さい。
 
【第一部:林檎の味】
カオルとカオリは幼なじみだった。神童とささやかれ、ピアニストを夢見るカオル、サッカーのエースストライカーのカオリ。何から何まで対照的な二人だったが、なぜか馬が合い、いつも一緒につるんでいた。中三の夏、カオルは難病を患う。早く退院してカオリに会いたい。カオルは長い闘病生活を耐えた。一方のカオリの家庭には不幸が忍び寄り……。 

【第二部:待つ】 
カオリは厄介者である。家にも学校にも居場所がない。娘を女の子らしく育てたいと厳しくしつける母だが、カオリは反発するばかりだ。父は娘の手に負えない素行にも何を言うでもなく、いつも静かに見守っていた。そんな父がある日、失踪する。娘を持て余した母は、カオリを田舎の祖母にあずける。カオリと祖母の二人暮らしが始まる……。

【第三部:星に恋して】
「私」のもとに、不意に悲しい知らせが届いた。故郷の町へと急ぐが、大雪の中、高速バスはなかなか進まない。高校時代、親友のカオリと過ごした日々の思い出がよみがえる。高三の夏、カオリと二人、ペルセウス座流星群を見に行った時のこと。不慣れな運転で道に迷い、いつまでたっても目的地にたどり着けない、ちょうど「今」みたいに……。

【第四部:胡蝶の夢】
父さんが死んだ。カオリのもとに、借金を抱え失踪した父エイスケの訃報が届いた。愛人と暮らしていたらしく、自殺との噂もある。カオリは結婚を間近に控え、お腹には赤ちゃんもいた。数日後、一枚の絵が届く。まさに飛びたたんとする蝶。差出人は死んだエイスケだった。なぜ?カオリは父の初七日に行く、そこで父の意外な秘密を知ることになる……。


 なおペーパーバック版「カオルとカオリ」については引き続き四部形式、1100円で販売します。「カオルとカオリ」、特に第三部「星に恋して」と密接な関連のある(?)中編「面影橋」の無料公開(電子書籍版99円)も継続します。

公開中の「林檎の味」を含む「カオルとカオリ」という連作小説をセルフ出版(ペーパーバック、電子書籍)しました。心に適うようでしたら、購入をご検討いただけますと幸いです。