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Low & EasyLifeセルフレビュー 3/3 (後編)

MuddyDaysの1stアルバム「Low&Easy Life」
各楽曲をメンバーが解説するセルフレビュー後編
レビュー前編はこちらから
レビュー中編はこちらから


07. Terminator

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  良いですこの曲。おすすめです。
「Burning down every pop star」という大胆な歌詞に恥じぬ、ジリジリと焼けつくようなギター。森崎&吉井のリズム隊も今作1ハードなグルーヴを刻んでいるのではなかろうか。親切味のへったくれもない無骨なグルーヴになっている。

  村出からは「インダストリアルで金属的なイメージ」というリクエストがあったと思いますが、個人的にインダストリアル・ロックには疎いし、何故かこの曲が頭に流れたり、ターミネーターも映画は3しか観たことない(何故3だけ?と言われる)。とにかくディストピアでSFチックな世界観を表現するべきだと思い、マルチエフェクターをこねくり回したと記憶しています。

   ギターは結局こんな感じになったんですが、開始から1分半リードギターが何も弾かないので、曲中に将来のこととか色々考える時間が出来てとても良かったと思います。なので演奏中、私がアホみたいな顔をして一人で突っ立っていた場合、恐らく将来のことに思いを馳せている可能性が高いです。もう、ギターだけ全編休符の曲とかがあっても良いかもしれません。「どこで入ってくるんだ..?」と思わせて、最後まで入らないという。全然アリだと思います。その分将来のこととか沢山考えられますから...
 
 違うタイムのディレイを重ね掛けしてシーケンスっぽくする音作りは、U2のアルバム「Zooropa」の表題曲でのThe Edgeのアレンジから着想を得ております。コピーしてみたら、とても楽しかったです。

Gt.キモト



08. Shake and Bake

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 小さい頃から、砂漠に強い憧れがあった。
多分スターウォーズの惑星タトゥイーンとか、マッドマックスとか、そういう映画から砂漠に対する興味を募らせていったんだと思う。
この曲はその砂漠への憧れを現したサウンドを目指して作りました。
音楽的な面からコメントすると、かなりストーナーロックに影響を受けてます。

 下記のKyussっていうカリフォルニアの砂漠で活動してるバンドとか大好きだったので、砂漠=kyussっぽい音というのが刷り込まれてたね。
https://youtu.be/R-MSfd2S7lo

  歌詞にも少し触れると、色んな映画で見てきたサイケデリックなシーンを歌詞として具現化しました。特に気に入ってるのが、"Let go surfin sewer pipeline"という部分で、エスケープフロムLAっていう俺が大好きな映画のワンシーンをそのまま歌詞にしました。見てもらうと分かるけど相当アホな映画です。
https://youtu.be/a3HOCIXroqQ

Vo. ムラデ



09. Life Goes On

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 イェーィ!疾走感ある曲ー!イェー!
2015年ごろ、、WAVVESとかCircaWavesとかFIDLARとか聴きながら、
レコード会社でインターンと称して魚の世話(大学院)サボりまくってたあの頃を思い出すぜ-!

 シンプルなコードで、キャッチーなギターメロがあって、3分くらいで終わる。。。自論ですがこういう曲が最もマジックを起こすと思っていて、結局のところ「バンド」を組んで1番やりたい曲ってこういう曲なのかも。

 MuddyDaysはバンドアレンジを始めてから歌詞ができるのでほぼほぼ歌の響きが当初と違ったものになるが、この曲はあがってきた歌詞の響きがバチーンとメロディにハマってると思った。
 当時のLINEを遡ると「LSD決めた時に宇宙の真理に触れたような内容」とのことだが、果たしてムラデがLSDキめたことがあるのかどうかはメンバーも知らない。そこはハッキリさせない方が楽しいでしょう?

 理想としては、リズムギターはネオアコ、リードギターはTheByrds
リズム隊はCloudNothingsのイメージ。

ライブではいつも全力ダウンピッキング。

Ba. モリサキ


10. Ride a Bicycle

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「Muddy Days     ドラマー ヨシイ単独インタビュー」

ーRide a Bicycle を初めて聴いたときはどう感じたかー
ヨシイ「ああ って思いました。(ムラデは)めちゃくちゃ良い曲を書くなあと..」

ードラムの演奏面、レコーディングではどんな事を意識したかー
ヨシイ「Ride a Bicycle という曲名に合うよう、軽快なリズム、フィルを..フィルを叩こうという気持ちになりました」

ーライブなどでの演奏も経て、ファーストインプレッションから大分経過したと思うが、改めてこの曲を聴いてどう感じるかー
ヨシイ「やっぱりロー寄りなテンポなんで...自転車といえば速いイメージですけど、なんかその、頭の中に浮かんでくるのは雄大な風景の中を自転車で悠然と走っていくようなイメージなので、そのイメージを崩さないようにと思って(多分演奏中意識していることの話)」

ーMuddyで一番好きな曲なんですよねー
ヨシイ「うんうんうん あ、そう。あの、MGMTのあれに似てるんだよな。MGMTのあの〜〜曲に似てて...なんか、ふわーっとしてて、それでいて覚えやすいし、軽快だし、ゆったりもしてるし.....今言った全部ことの中間を成してるイメージがありました」
(調べた結果、MGMTの1st収録のTime to Pretendの事が言いたかったそう)

ー最後に、ファンの皆さんに一言ー
ヨシイ「ありがとうございます」

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