Low & EasyLifeセルフレビュー 2/3(中編)
MuddyDaysの1stアルバム「Low&Easy Life」
各楽曲をメンバーが解説するセルフレビュー中編
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レビュー後編はこちらから
04. It’s a Classic!
自分の中ではこの曲はグレン・キャンベルの"Sounthern Nights"な気分でやりました。"Sounthern Nights"しかり、ムラデフェイバリットのTLC"Waterfall"しかり、意外とマーベル映画に出てくる曲がバンドにハマるなぁ〜って去年はディズニーチャンネルを一気見しながら思っていました。
夢の中のビーチでの「金髪美女との出会い」を描いた歌詞だとスタジオでムラデが語っていましたが、ええ夢みてますよね。
あと、思ったのはGorillaz"Humility"のMVの世界観です。ジャックブラックが出てくるやつです。super shitty adviceを1ドルで売ってるおっさんが出てきますが、こういう人を見るとヨシイみたいだなって思います。
(彼が普段何をしているかは謎に包まれている)
1番の聴きどころはキモトのサビのギターではないかな。ジョージハリスンみたいで幻想的ですよね。
ベースに関しては、Moon JJ-4でカラッとした音にできて気に入ってはいるけど、たぶん今レコーディングしたら違うフレーズを弾いているかも笑
本当はもっと都会っぽい感じの80sアーバンなサウンドにしたかった記憶があるが、結果的に2020年、夏、MuddyDaysな音になっています笑
Ba. モリサキ
05. Organic Feed
俺けっこうヒップホップ好きで、この曲は90年代のUSウエストコーストヒップホップをバンドでやったらどうなるんだろうと思って、そういうコンセプトから作ってみました。
例えば以下みたいな感じの所謂G-FUNKと呼ばれるヒップホップです。
https://youtu.be/yaRSO7uXciY
上記リンクのDr.Dreとか、スヌープドッグの曲で使われてる、すごい高いキーのシンセサウンドをキモトがギターでそのまま再現してたのを目の当たりにした時はびっくりしたね。G-FUNK感はありつつも、Muddy Daysっぽい湿っぽさを感じられる面白い曲になったと思います。
歌詞について、一見G-FUNKでよく歌詞のテーマになっているマリファナの売人風な感じに聞こえるかもしれないけど、実は歌詞の中でテーマにしているのは、俺達が生み出す「曲」について歌っています。
俺達の曲は世間がどうこうとか、リスナー側にどう聞いてもらえるようにとか、そういう感情は一切無くて、毎日スロー&イージーに過ごして、純粋に自分達が楽しいと思える音を曲にしているだけ。
そんな俺達のブツ(曲)をみんなもトライしてみてはどう?と提案してる感じです。この曲もしかり他の曲もそうだけど、そういう気持ちで作った純度100%のブツをみんなにも楽しんでもらえたらなと思ってます。
ストリーミングで聴くと歌詞を表示出来るので、英語詩でわかりにくいかもしれないけど、曲と一緒に楽しんでもらえたらなと思います。
Vo.ムラデ
06. Internet Paradise
村出からデモとして送られてきたのが去年の4月頃。
1stEPのSUPERMOMENTをリリースして丁度1ヵ月後くらいには、もうこの曲に取り組んでいた感じですね。
Internet paradiseって曲名は何となく意味深というか皮肉めいた感じがするけど、曲の雰囲気やサウンド的には、「現代の情報化社会」というよりは、「Windows 98」って雰囲気ですね。ブラウザは多分インターネットエクスプローラーだね。
「Don't pretend to have unhappy life I wanna destroy your stupid mind 」
って歌詞からも分かるように、メロウな曲だけど、グングン前に突き進んでいくようなイメージに溢れてるのがこの曲の良さか。
あとギタリスト的に言及しておきたいのは、サビのギターフレーズですね。シンプルなようで、意外とギターを手に取って手癖で考えても中々浮かばないんですよね、こういうアプローチ。なので、自分が生み出したというよりは、曲に引っ張られて降りてきたという感じなんですが。
PVはバンドの友人でありミュージシャンのJasalmaKyrgyz君の案内で、関東某所の別荘へ。コロナ禍で人の多いところは殆ど出向けない中、良い気分転換になりました。また行きたいな〜
Gt.キモト
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