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「無駄 vol.1」販売中!

11月24日に流通センターで催された文学フリマで販売した「無駄 vol.1」が、吉祥寺のBOOKS・ルーエさんで置いてもらえることになりました!

バウスシアターなきあと、吉祥寺のカルチャーを支える書店に置いていただけるのは光栄の極みです。ぼくの吉祥寺のお気に入りの本屋さんは、百年、バサラブックス、そしてルーエ、まさかそのルーエに自分の作った雑誌を置いてもらえるなんて!
というわけで、1冊700円で販売しております。
noteにショートショートを絶賛掲載中の兼藤伊太郎も短め一本、ちょっと長め一本、他にも座談会やら、鼎談に参加しています。
ここでその内容のさわりだけでも紹介させていただきます。


反抗の作法 兼藤伊太郎

完全にこの文章を書いたころに読んでいたマーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』に影響を受けたもの。とはいえ、座談会や鼎談の影響も少なからずあります。そうしたある種の「資本主義への懐疑」のようなものが「無駄 vol.1」の根底にはあるように思います。そうしたものがあふれ出た文章です。


過去の感覚、あるいはデジャメヴュについて 飯野雅敏

天才飯野雅敏による過去と記憶に関するエッセイ。誰もがぼんやりと抱く「懐かしさ」についての考察は、ぼんやりとだけに認識されずにいるものですが、それに言葉を与える。過去の記憶、過去を創り出すこと。



おしいれのぼうけんの冒険 タナカダイスケ

吉田足日さんの名著『おしいれのぼうけん』をこどもたちにむけて紹介する、というコンセプトに基づき書いたものです。想像力とは点と点を繋ぐ力だ、という一節はなかなか奮っているんじゃないかと思うのですが、どうでしょう?



逆襲のシネマ三銃士「JOKER」
竹内 シュウハルヤマ 飯野雅敏 タナカダイスケ

かつて存在したラジオ番組「シネマ三銃士」を誌面で復活。というわけで、シネマ三銃士で喋っていたメンバーによるおしゃべりです。大ヒットしたホアキン・フェニックス主演の「ジョーカー」についてのおしゃべり。おしゃべりです。そこまで批評的なことは言ってません。あくまでもおしゃべり。でも、だからこそ、メンバーそれぞれが持っている本質的な部分が顕になっているようにも思います。


映画なんて適当に見ればいい シュウハルヤマ


映画をこよなく愛する男シュウハルヤマによる映画論。


似顔絵と数学 種田元晴


その似顔絵を見ると、彼の本分が何なのかわからなくなるほど上手な似顔絵です。種田先生がどういった経緯で似顔絵を描くようになったのか。そのフェテッシュとともに明らかにされます。単純に文章が面白いので、ぜひ読んでいただきたい。


さよなら、人類 兼藤伊太郎


目覚めた男の前に現れたのはロボット。そして、その口から明らかにされる事実とは。



人類は滅んではいけないのか
シュウハルヤマ 飯野雅敏 兼藤伊太郎

人類の絶望について話そうと思ったら、話はだんだんと変わってアニマルライツ、反出生主義、そして竹中平蔵へと。このとりとめのなさこそが我々であり、この誌面で展開したいのはまさにここ我々自体です。

座二郎さんインタビュー 聞き手兼藤伊太郎

通勤漫画家として知られる座二郎さんにインタビューをさせていただきました。創作と仕事の両立についてのお話を、と思っていたのですが、話は変わって。とても楽しいお話を聞かせていただいたので、是非に!!

他にも、兼藤の創作1本、加藤真冬の創作「優しい時間」などなど。誌面に収まりきらないほどの熱量とボリュームを無理矢理詰め込んだ雑誌「無駄 vol.1」です。ホント、字がギッシリで読みづらい。ただ、その内容に関しては胸を張れるだけのものになっていると思います。絶対に損はさせません。よろしくお願いします。

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