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【ゼミレポート】バングラデシュでアパレルブランドを立ち上げたバネッシュ・飯塚はるかさんが来校!(津吹ゼミ)

はじめまして、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)1期生の山口奈々です! 今回はグローバルをテーマに活動する「津吹ゼミ」についてレポートします!

■津吹ゼミは「グローバルゼミ」

EMCでは、2年生の後期からゼミの分かれての活動が始まります。全部で13のゼミがあるのですが、一言でいうと「津吹ゼミ」は「グローバルゼミ」です。世界標準で物事を見て、考え、実践することを学びます。
担当教員の津吹達也先生は、インドネシアへの赴任や、香港での現地時法人の立ち上げ、カンボジアで大学を作るプロジェクトへの参画など、これまでに数々のプロジェクトを海外で行ってきた方です。

私自身、これからの時代を生きていく上で、日本という国だけをビジネスのターゲットにするのではなく、もっと視野を広げて、世界を見ようという思いでゼミに参加しました。

また、津吹ゼミを選んだのは、単純に津吹先生のファンという理由もあります。
津吹先生は、EMCの教授であり、学部長補佐としてEMCのすべてを取り仕切る守護神です。授業から手続きからEMCにまつわる全てのことは津吹先生に聞けばすぐに答えてくれます! この学部には必要不可欠な存在で、生徒も教員も津吹先生に信頼を置いています!
学部の守護神である津吹先生についていけば間違いない! と感じていました。既にこのゼミは最高の経験になると確信しています(笑)

津吹ゼミのメンバー

■海を超えて現地に行けるという魅力

そんな「津吹ゼミ」は、日々のゼミ活動の他に長期休みを活用してアジア諸国に(今年度はカンボジアを舞台に!)インターンシップに行きます。約1か月間、現地に滞在し、ビジネスや風習を学びます。津吹先生曰く、日々の授業はあくまでその準備段階(前菜)にすぎません! そんなアクティブで面白いゼミになっています!

高校生の頃から「世界をもっと見たい」と思うようになりました。私は高校生の時にオーストラリアとカナダに語学留学をしたのですが、そこで実際にその土地に行かないと分からない雰囲気や文化・慣習などがあることを知りました。まさに「百聞は一見に如かず」です。同じ地球上に住んでいるのにこんなにも違いがあることを、めちゃくちゃ面白いと感じました。

このゼミでは実際にその地に行ってビジネスを学べるということに強く惹かれました。語学留学ではないというところも大きな魅力です!

■世界を知ることで、日本を知れる

ゼミはまだ始まったばかりですが、これまでで特に印象に残っていることは「日本を見るためにも世界を知らないと!」という話です。
急成長している国(アジア諸国)と日本は地理的に近いという面はアドバンテージですが、多国籍・多人種が集まる空間が、島国である私たちの住む日本国内だけで自然に出来上がることは難しいという面はディスアドバンテージだという話がありました。「日本」を見る視点は色々あるということに改めて気づかされました。

■初ゲストとしてバングラデシュで活躍する飯塚はるかさん登場

今回、ゼミの初ゲストとして飯塚はるかさんが来てくださいました。
はるかさんはまさにいい意味で変人!! かなり個性強め! 楽しい! 愉快! という印象です。一つひとつの話が面白くて、凄いなと感じることばかりでした。

左:津吹さん 右:はるかさん

そんな、はるかさんは今バングラデシュでアパレルブランド「banesh」を立ち上げています。もともと、アフリカやカンボジアなどの各地を見ていた中で、バングラデシュで2013年に発生したラナ・プラザ崩落事件をきっかけに、大量生産・大量廃棄の世界を終わらせアパレル業界を変える! と火が付いたそうです。

はるかさんは今後、アパレル事業だけでなく、ネイルやまつ毛パーマ、エステなどの「BEAUTY産業」を広めていきたいと意気込みを語ります。
バングラデシュは世界最貧国のひとつです。この地に住む女性の職業は、紡織工場で働くことくらいしか選択肢がありませんし、そもそも「BEAUTY」産業というもの自体がバングラデシュにはありません。そこで「BEAUTY」産業をつくることでバングラデシュの女性の職業の選択肢を広げたい!と想いを語られました。

プレゼン中のはるかさん

■ちゃんと読めてる? バングラデシュ

はるかさんは、バングラデシュに関する○×クイズを作ってきてくださいました。例えばですが、さっきから「バングラデシュ」という国名が何度も出ていますが、「バングラディシュ」と読んでいませんか? 私はこのクイズをきっかけに「バングラデシュ」が正式名称だと知りました。
景品まで用意してくださり、みんな本気で勝ちにいきました。楽しいワークでした!

はるかさんの話を踏まえてチームでディスカッション

はるかさんの講義を通して、海外で一人で起業するような女性は一味違うなと感じました。もちろん行動力がすごいいのですが、「頑張って行動を起こしている」というより「いつの間にか行動していた」といった雰囲気を感じました。行動しているという意識はなく、根底にあるパッションがはるかさんを動かしているようで、そういう生き方に憧れを抱きました。

今回はバングラデシュで起業されたはるかさんがゲストでしたが、他の国や先進的な事業などについてももっと知りたいと思いました。
各国の宗教や文化についても、ゼミメンバーで深め合えたら面白いと思います。
また、そもそも私たちは日本について知っている? という話が出ました。
あるゼミ生が留学した際に、現地の友人から日本のアニメやお祭りについて聞かれたのですが、どちらも関心がなくて答えられなかったそうです。アニメは好みもあると思いますが、神社仏閣などは日本固有の誇るべき文化かと思います。ということで、日本についてもっと知る必要があると感じています。

最後に学生へのメッセージとして「自分の可能性を自分で否定しない」というお言葉を頂きました。周りに何を言われても関係ない、自分の人生だから自分のやりたいことやろう! というスタンスは見習いたいところの一つです。わたしもそんな生き方ができるように、そういった考え方を大切にしたいです。

改めて、飯塚はるかさん、貴重なお話をありがとうございました!

そして、これから本格的に津吹ゼミが始まります!!!
活動を楽しみにしてください!

集合写真

■担当教員より

アントレプレナーでもあり海外で活躍する身近な「先輩」としてはるかさんにご来校いただきました。海外でのキャリアを志すみなさんにとってのロールモデルになるような、そんなセッションになったなら嬉しい限りです。私もバングラディシュには渡航経験がないので、近いうちにぜひ! 訪れたいと思います。(武蔵野大学アントレプレナーシップ学部教授 津吹 達也)


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