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メンタル退職のToDoリスト(退職後)

前回の続き。
退職後すぐに転職や再就職する予定がなく、治療に専念する場合にすること。メンタル不調で休職〜退職した記録と情報共有を目的にしているので、同じような状況の人の参考になれば幸いです。

ちなみに仕事を辞める時にもらう離職票は会社→ハローワーク→会社経由で送られてくるので、手元に届くのが遅くなりがちです。事前に資格喪失証明書退職証明書(会社の独自フォーマット)を依頼しておくと、退職後早い段階で新しい保険証を受け取れるようになります。

【1】国民健康保険の加入

退職後、まずは役所で健保から国保に切り替えをしました。退職日の翌日から14日以内にやるそうです。必要なものは以下。
・健保の資格喪失証明書、会社が発行する退職証明書、離職票のいずれか
・マイナカードか免許証等(身分確認用)

申請すればその場で保険証を発行してもらえます。発行までは20〜30分ほど。保険料の手続きは郵便が届くので、それで処理します。口座振替、納付書払い等選べますが私は納付書で電子マネー払いにしました。今回は役所に行きましたが、郵送で全て完結するそうです。

*保険料の軽減
傷病による退職は保険料が軽減される場合があります。ただハローワークで失業認定され雇用保険受給資格者証を受け取る(働ける状態である)ことが条件なので、療養中は軽減されません(役所で断られました…)。でも期間を遡って軽減を受けることはできるので、まずは治療に専念して後から申請しましょう。


【2】国民年金の加入

会社員でなくなったので厚生年金から国民年金に切り替えました(こちらも14日以内)。役所で国保の加入申請をして、保険証を待つ間に年金の切替をするとスムーズでした。【1】で使った書類+年金番号がわかるもの(年金手帳など)があればOKです。こちらも支払額と納付方法は後日郵送されるので、当日は申請だけ。
支払は納付書も使えますが毎月やるのが面倒なので口座振替にしました。早割(当月払い)にするとちょっとだけ安くなるようです。ちなみに2年分一括払いだと約1ヶ月分が割引されるそうです。

*国民年金の軽減
年金にも軽減制度があります。手持ちが少ない状況では有り難いですね。ただその分将来もらえる年金額も減ります。そのため、後から遡って軽減分を納付することもできるそうです。お財布と将来の自分との相談ですね。


【3】雇用保険の基本手当の受給期間延長

国保と年金の処理をして1ヶ月経った頃、ハローワークで基本手当の受給期間延長をしました。
通常仕事を辞めると基本手当(失業手当)を受け取れますが、傷病で療養していると仕事ができないので手当は受け取れません。また受給期間は退職後1年間なので、それ以降に働ける状態になっても手当は受け取れません。これを回避するために受給期間を延長します。(通常期間1年+延長3年)

退職日を含んだ32日目からハローワークで申請可能です。ポイントは30日間仕事ができない状態であることを医師が証明することです。これで受給資格の失効を防ぐことができます。

必要な書類はこちら。
・離職票2
・受給期間延長証明書(ハロワでもらえます)
・退職の翌日〜30日間の診断書(orその期間を含む傷病手当金申請書のコピー)

働けるようになった時は、ハロワからもらう病状証明書を医師に書いてもらって申請すれば基本手当をもらえるようになるそうです。ちなみに、私が申請した時は延長開始日を退職翌日に設定されたので、終了日は3年後になりました。(4年間ではない…なぜだ)

※「受給期間」は基本手当を受け取ることができる期間で、実際の給付日数は退職理由や勤続年数、年齢によって異なります。

【4】その他

・物品返却
保険証や会社から借りていたものを退職後にまとめて返送しました。

・住民税の切り替え
通常勤務から休職を経ずに退職する場合、会社から天引き(特別徴収)されていた住民税が自分で支払う形式(普通徴収)に変わります。毎年6月に納付書が送られますので、大体2ヶ月ごとに支払います。

最終月の給料
月末で退職
する場合、最終月の給料から2ヶ月分の社会保険料が天引きされます。大抵の会社では前月の保険料を当月の給料から差し引くからです。翌月にいない社員の保険料は支払うことができなので、最終月は前月と当月の保険料がダブルで差し引かれます。(しんどい…。)
ただし月の途中(月末以外)で退職した場合は、会社から当月の保険料は差し引かれません。その分は新たに加入した国民保険や国民年金に支払うそうです。

・退職金
退職金に対する住民税、所得税は非常に低く、あまり考えなくても良いそうです。嬉しいですね。

【5】その後(確定申告)

来年は人生で2回目の確定申告をする予定です。医療控除や障害者控除(手帳を持っていれば)を申請すれば税金が軽減されますし。前年の年収を報告するばその年の所得税にも反映されますしね。どうにかやってみるつもりです。退職後1ヶ月以内に前職から源泉徴収票が送付されますので、それを使って申告します。


以上で私が退職後にやった作業はおしまいです。仕事を辞めても基本手当の受給延長まで1ヶ月待ちます。その間は前職と繋がってる気がしてなんとなくモヤモヤしていました。なので延長作業が終わった時はスッキリしました!

これは私の経験談なので、読んでいる方の状況(扶養家族の有無等)や自治体によって対応は異なると思います。直接役所に聞くなど広く情報を集めて対処してくださいね。(了)

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