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京都・随心院 小野小町と人生の別れを想う

春、京都の随心院に行ってきました。
年度末の繁忙の中、4月の最初の休日のことです。束の間の休みは思い立って京都へ。
大阪に住んでから、「そうだ京都、行こう」が現実味を帯びて何度でも感動してしまいます。

絶世の美女と伝わる、歌人・小野小町ゆかりのお寺だそうです。この辺りは地名も小野といいますが、小野一族の栄えた地域らしい。

歌碑

小野駅は初めて降りました。京都の右下のほうのエリアです。人の多い場所からは少し離れていて、静かで落ち着いたお寺という印象でした。
魅力的な雰囲気が写真から伝わりますように。

見事な襖絵に、思わず立ち止まる。

4月初めだったからか、雛人形が飾ってありました。

そして、あの部屋にたどり着きました。

…!!

なんと華やかな、、!花の間です。

落ち着いたお寺の中にひときわ華やかなお部屋があって、本当に驚きました。ネット上にあがっている写真も彩度高めで綺麗でしたが、こちらは無加工です。無加工でも派手派手で綺麗ですね!

映えます

本堂はこのとき改修工事中。あと2ヶ月あとならお目にかかれたのに…。今は見学できると思います。

長い廊下が好きです。木や畳がひんやり冷たくて、少し暖かくなった気候のなか歩くのは気持ちがいいですよね。

最後にこんなお部屋が。
告白。なんて書いてあるんだろう。

"想いを寄せてくれたあの人はいま、どうしているのだろう?"
ラブレターをたくさん受け取った小町が、その思いに応えられずとも、彼らに思いを馳せていたのかもしれませんね。

特に最後の6行にグッと来た

私も、恋愛に限らず、あの人は今どうしているかなと思い出す瞬間があります。静かなお寺の中で、ふと自分の人生の中、特に「別れ」について振り返る時間をいただきました。
別れを思うと尚更、今あるご縁に感謝しようと思うことができますね。

折り紙の桜が飾られていて可愛かった♡

和歌みくじがありました。これは昨年のものですが、今年はまた少し進化してるみたいです。

おめあての切り絵御朱印をいただきました!
令和6年はまたデザインが違うようです。

青空に透かしたくなります

お寺の前に桜が咲いていました。温かくなった心に春の風が沁み渡ります。

春は出会いと別れの季節。これから関係をつくるので出会いばかりをフォーカスしがちですが、別れにも目を向けたい。
毎日に必死で目の前のことで一杯になってしまいますが、ふと立ち止まる時間と余裕も必要ですね。

私もちょうど、今週末は実家に帰ります。
家族の時間を改めて、大切にしようと思いました。


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