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バーチャル航空管制官のための航空管制講座 ~進入管制(ノンレーダー)が行われる条件~
進入管制とターミナルレーダー管制
日本の進入管制区には必ずASR(空港監視レーダー)が設置されていて、ターミナルレーダー管制業務が行われていますが、これ以外に進入管制業務も担当しています。
この進入管制業務とは、レーダーを使わない進入管制、つまりノンレーダーでの進入管制のことですが、安全と効率の面からレーダーが届かない一部の空域以外で実際に進入管制が行われる場面は限られます。
進入管制が行わ
バーチャル航空管制官のための航空管制講座 飛行場対空援助業務編 その2 ~用語~
飛行場対空援助業務(レディオ)での用語数字の読み方や試験通信、通信の移管など、基本は管制官と同じく第5管制業務処理規程の管制方式基準に定義されている管制用語を使いますが、それ以外に情報提供・助言としての用語があります。
(参照: 第4運航情報業務処理規程の飛行場対空援助業務)
管制方式基準にある用語
管制承認の中継(管制通報の用語)
ATC CLEARS
管制機関からの管制承認を中継する際に
バーチャル航空管制官のための航空管制講座~飛行場管制における指示の順番~
指示は着陸許可が優先First come, first served.
航空管制における順番は、最初に来た順が原則とされています。
ただ、それは対応する順番であり、最初から最後まで同じ航空機に指示を出し続けることはありませんので、どの航空機に指示を出すかは、その後の状況次第となります。
たとえば、次のような状況のとき、どちらの指示を優先しますか?
IFR出発機が離陸した後のDEPに周波数変
バーチャル航空管制官のための航空管制講座 管制用語編 ~EXPECTについて考える~
パイロットに対して管制官の意図を伝える用語として EXPECT(予定)があります。
EXPECTで伝える内容
その内容は、レーダー誘導の目的・目標、STAR・進入方式、高度、経路、予定時刻など、指示や許可をはじめとして多岐にわたります。
FMC設定変更などの準備が必要なときや混雑時の時間短縮などで、前もって予定を伝えておくことでスムーズな流れになります。
でも誤解されやすい用語
その一方
バーチャル航空管制官のための航空管制講座 飛行場対空援助業務編 その1 ~助言?指示?~
飛行場対空援助業務での管制用語飛行場対空援助業務とは、RADIOやリモート(RAG)空港で航空管制運航情報官が情報提供と管制承認の伝達を行う業務のことですが、航空管制官と違い、指示、許可、承認ができません。
その代わりに運航情報官からは、指示ではなく情報提供(=助言)があり、管制官の指示・許可・承認と区別するために、RADIO ADVISESを前置したり、APPROVEDを省略したり、管制承認の
バーチャル航空管制官向け 90秒でおさらいする 航空管制 無線交信 ~レーダー識別編~
このnoteは、yoububeで公開中の「90秒でおさらいする 航空管制 無線交信」動画の90秒に収まらなかった内容の補足になります。
この動画のポイント
レーダー識別編
レーダー管制業務を始める際に行う手順のおさらいとなります。
レーダー識別の方法
基本はコード(DBC)の設定+IDENTの指示ですが、エンルートでは正しいデータブロックが付けば識別OKということが多いです。
交信例
バーチャル航空管制官向け 90秒でおさらいする 航空管制 無線交信 ~飛行場管制 VFR 間隔設定編~
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この動画のポイント
飛行場管制 VFR 間隔設定編
飛行場管制のメインタスク、VFR機の間隔設定のおさらいとなります。
ダウンウインドに入る前に先行機との間隔がとれなければ、通常はFOLLOW TRAFFIC、EXTEND DOWNWIND、MAKE 360
バーチャル航空管制官向け 90秒でおさらいする 航空管制 無線交信 ~飛行場管制 VFR 到着編~
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この動画のポイント
飛行場管制 VFR 到着編ということで、VFR 到着機が場周経路を通って、滑走路に着陸して、エプロンにもどるまでの流れのおさらいとなります。
1.通信の設定(イニシャルコンタクト)
VFR機がタワーとコンタクトする場合、出発時と同様に、
バーチャル航空管制官向け 90秒でおさらいする 航空管制 無線交信 ~飛行場管制 VFR 出発編~
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この動画のポイント
飛行場管制 VFR 出発編ということで、VFR 出発機がエプロンから地上走行をして滑走路から離陸、管制圏離脱するまでの流れのおさらいとなります。
1.通信の設定(イニシャルコンタクト)
パイロットが無線通信を開始する(呼出し)際に、まず