※↑上にヘンな注意書きが出ていると思いますが、記事自体はこの騒ぎに全く関係がありません。はた迷惑な話です。※
さてさて、個人的事情から2&3月の新刊購入は点数を控えていたのですがそれでもいくつか気になるものが引っかかってきましたのでそれらを紹介させていただこうと思います。
何時もだと文庫・新書を中心にwebでチェックして購入も主にwebで・・・となるのですが2&3月はそこを控えた。
よって全て実際お邪魔した本屋さんの店頭での”一期一会”たちです。
S・バイセル 「ブックセラーズ・ダイアリー」 (白水社)
2月に出かけた松山の紀伊國屋書店で購入した本ですね。
「本屋の本」です。
もうこれだけで十分、面白そうですよね。知人から聞いていつか読みたいと思っていた本を旅先で見つけてしまった。それはもう買うしかない。
次も本屋としての勉強のための本。
竹田信弥・ 田中佳祐 「読書会の教室 本がつなげる新たな出会い 参加・開催・運営の方法」 (晶文社)
今年は企てていくつもりですからね。ざっと読みしてみましたが参考になりそうな項目が早くもいくつか。
次は最近注目のテーマについての一冊。
平川克美 「共有地をつくる」 (ミシマ社)
「人新生の資本論」もそうですが共有地やコモンズといった言葉を耳にする機会が最近とみに増えた気がします。そこら辺への思いを深めるための一冊。
これは佐久・大阪屋書店で購入したのですが店員のお兄さんと話題があって意気投合的に購入・・・な面もある。これまた記憶に残るパターン・一冊ですよね。
同時に購入したのが・・・。
山口周 「自由になるための技術 リベラルアーツ」 (講談社)
10歳の息子と話しているときにさえリベラルアーツという言葉が出てくるんですよね。最近。恥ずかしながらほとんど知識がないので勉強のために。
最初の一歩として対談スタイルは入りやすい。単独の意見・考えだとキツいときがある。
期待しています。
次も佐久の”まちの本屋さん”で発見した2冊。息子のマンガ雑誌を買いに行った時に発見してしまい、自分の本の方がはるかに多く・・・という。
まずは読書エッセイ。
三砂慶明 「千年の読書」 (誠文堂新光社)
ガイド本的なものは最近買い控えているのですがコレは、いいニオイがした。既読の本に関する新しい見方なんかも入って来そうです。
次は自分的には目新しいテーマ。
ハナムラチカヒロ 「まなざしの革命」 (河出書房新社)
前作「まなざしのデザイン」はつまらなかったわけではないのですがジャストな感じでもなかった。でもこれは書店でパラパラやってみて・・・”例の騒ぎ”に関する見方の項が興味深かったこともあり・・・いいな、と思ったので購入です。
(これで冒頭に今まで徹底的に避けてきた注意書きが出てしまうな。仕方ないか。イヤだけど。)
最後に、富士見町のmoutain bookcaseさんでの2冊。
藤井基二 「頁をめくる音で息をする」 (本の雑誌社)
これも「本屋の本」ですね。いつか行ってみたいお店、尾道の古本屋弐拾dB店主さんのエッセイ。
ジツは先日の松山行き、対抗候補は岡山だったんですよね。中国地方も面白そうな本屋さんが多い。いつか行ってみたい。
最後に・・・
J・ヴェルヌ 「地底旅行」 (岩波少年文庫)
これはもう言うまでもない・・・ですね。小学校の図書室で読んだ名作。
今読んでもその頃と同じ感じなんてしないのかもしれないけれど思い出すことはあるかもしれないし、久々に読みたいなぁ・・・なんてなにげなく言っていたのをmountain bookcaseの店主さんが覚えていてくれて、なにげなく入荷しておいてくれたようなんです。
嬉しかったですね。出来ればそういう店で、本は買いたいですよね。
そう言えば先日30数年ぶりに小学校の同級生に会うことができました。嬉しかったなぁ。
同じくらい間の空いているこの本も、同じように愉しめたらいいと思います。
http://www.coldmountainstudy.com/
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coldmountainstudy 店主:鳥越将路