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秋の出店ラッシュ①~ブックフェスタ2023茅野駅自由通路古本市

今年はシーズン中(~11月)は息子の所属する少年野球のサポートに注力・・・と決めていましたので、春以来久々の外部イベント出店。

奇遇にも2週の間に4日間、3つの個人的に大事なイベントが続きましたので野球のチームには今期入ってほぼ初めての週末のお休みを2週続けていただき、期間限定の出店本屋業復活です。(出店以外は普段もやってますよ。)

まずは9/9・10の2日間、JR中央線茅野駅連絡通路で行われた古本市から。

こちらは一昨年から3回目の開催になります。

もともとブックフェスはまちライブラリー主導のイベントですので、駅向かい施設「ベルビア」内にあるまちライブラリーと、コワーキングスペースであるワークラボ八ヶ岳主導のもとイベントが組み立てられています。

例えば今回であれば夏葉社の島田潤一郎さんをお招きしてのトークであるとか・・・

https://natsuhasha.com/

ブックスワップの取り組みで注目を集めた熊谷沙羅さんとまちライブラリー主催・礒井純充さんのトークであるとか。

https://bookswapjapan.org/

さらに多様な本への接し方・・・ということで古本市がここに加わった、みたいな流れだと個人的には解釈しています。

今回から主催側の担当さんが一人抜けられた・・・ということで、自分coldmountainstudyも一部イベントに協力させていただきました。
まずは自ら出店するとともに出店者募集、そして昨年までの問題点を挙げて主催者さん側に改善をお願いしたり・・・といったところですかね。
(図々しく問題点については思うままを伝えさせていただきました。素晴らしくよく対応していただけたと感じています。)

今回のイベント2日間、駅外部では古着・古物のイベント「蔵市」も開催されていました。

やはりこういう”合わせ技”が決まると人は集まりますよね。昨年のまつもと一箱古本市もそうでした。

さて一日目。

予想以上に本目当てのお客さんが多い!
正直驚きました。昨年まではあまり感じられなかった感じ。

初日は広々出店でした。
自由通路全体に本屋さんが長く広がってる感じ。

外を見れば蔵市のテントもナカナカの賑わい、自分の店も快調に面白い本が旅立って行って。

聞けば周辺の駐車場も出入りに大分時間がかかったとか。

こんなに賑わっている茅野を初めて見ました。

自分は本屋をしつつ、ワークラボ八ヶ岳との連動企画で「キッズチャレンジ」・・・子供たちに本屋の仕事、お手伝いを経験してもらい上手くいけばスタンプをもらえる。何個かの仕事をこなしスタンプがいっぱいになると景品をもらえるスタンプラリー形式・・・のお手伝いをさせていただきました。
ウチの仕事は主にお客さんへの声がけ、チラシまき。
本屋さんだからね、賑やかにらっしゃいらっしゃい安いよ安いよ~!・・・じゃなくて静かに歓迎する、迷ってるお客さんには本を手に取ってみてもらう・・・な感じで取り組みました。もちろん子供、取り組み方は多種多様も少しは役に立てたかな。

快調に一日目を終えましたが、課題が一つ。

自由通路での出店、本屋の出店数によっては売店のある中央部をはさんで間が空いてしまうのですが、自分が出店していたエリアと逆側のエリア(自分のエリアを駅ビル側・逆を図書館側としましょう)では客足にばらつきがあった様子。特に図書館側のエリアに足を運ばず帰ってしまうお客さんが多かったので出来れば2つのエリアを1つにまとめられないか?という意見を本屋仲間からいただきました。

これは早速主催サイドに伝えさせていただき、翌日は若干出店者数も減ったこともありすぐ実行していただきました。

右奥が図書館側です。駅ビル側に本屋が固まりました。

おおいいじゃんいいじゃん。

まとまり感あって初日より本見やすいんじゃ?

なんて始まった2日目。

確かに人の数は多いのですがみな”移動のため”ここにいる印象で、本を見に足を止めてくれる感じではありません。

確かに日曜の茅野駅といえば八ヶ岳を中心とする登山や観光の拠点ですからね。仕方ない部分もあるか。

他にはまちライブラリーのトークイベント等。
初日は上記の通り本をテーマにしたイベントが多かった。特に島田潤一郎さんなんて、話を聞きにわざわざ、本という明確な意思をもって茅野まで来た人が多かったと思うんですね。

2日目のイベントだって魅力たっぷりだったのですがどちらかというと地域寄りで、本寄りな感じは弱かったかな、と。
それなら初日に・・・と思う本好きは多かったかもしれませんね。

少しお客さんの数的には残念・・・となってしまった2日目ですが出店の愉しみは販売の喜びだけじゃない。

本屋同士の交流、こちらはしっかり愉しませていただきました。新顔さん(このイベントがデビュー!)に実際一緒に出店するのは初めてという本屋さん、またいつもの本屋仲間たち・・・。

特に初日はビーナイスさん、2日目は朝日出版社さんといつものイベントでは逢えない本屋さんも来るのはこの茅野の魅力です。しっかりいい本を連れて帰りました。

しかし。

こうなってくるといよいよ、イベントのタイトルが疑問になってきます。
古本市ってタイトルですね。
古本じゃない方も参加、しかも目玉になっているわけですから。

もともとこの”自由通路古本市”って色気のないタイトルに違和感を感じていました。あまりにオマケな感じじゃないですか。

来年のこのイベントまでになんとかしよう、と主催者さんに持ち掛けてみます。

偶然、この頃連絡を取っていた移動本屋(新刊)さんなんかも次は呼びやすいように。
(この後のイベントレポで書きますが、茅野のこのイベントこそその本屋さんに好適、と感じています。)

本を見に来る方は、確実に増えているのです。

継続、プラスアルファ。

より魅力的にするためにもう少し、がんばってみます。

自らも愉しむために。


http://www.coldmountainstudy.com/
coldmountainstudy@gmail.com 

coldmountainstudy  店主:鳥越将路

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