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【時間の使い方】何でもないことを、ゲームのように。

スマホに入れていたパズルゲームを、すべて削除して数か月経ちました。

ほぼ無限に用意されているレベルやステージは、
いつまでもどこまでものめり込めるのと同時に、
いつまでもなにひとつ得られない。

強いて言うなら得られるものは、
束の間の達成感と、目・肩・腰の疲労感。

ある日、本当に嫌気が差して、すべて削除しました。
そして、同じ頃見つけたのが、このアプリ。

家事や身支度など、毎日のことだけどちょっと面倒な、こまごまとした作業。
「出勤前」「帰宅後」「就寝前」などの場面ごとに、
作業をする順番と所要時間を決めておくと、アナウンスしてくれます。

例えば私の「就寝前」のルーチンはこんな感じ。
皿洗い 6分00秒
歯磨き 4分00秒
翌日のゴミ出し準備 3分00秒

ルーチンタイマーを開始すると
『(ポーン♪) 今カラ6分間、皿洗イヲ、始メテ下サイ。』
とアナウンスが入ります。

何より良いのは、それぞれの作業について、開始時だけでなく、
・所要時間の半分が過ぎたとき
・所要時間の3/4が過ぎたとき
にもアナウンスをくれること。
『(ポーン♪) 残リ、〇分〇〇秒デス』
と言われると、ただの家事も、時間制限式のゲームのようにだんだん楽しくなってきます。

それぞれのルーチンについて、合計時間が表示されるのも良いところ。
私の「寝る前」ルーチンは合計13分00秒なので、
「今から動けば、15分後には布団に入っているな」と見通しがもてます。

『始メテ下サイ』と言われると、不思議と、
「(めんどくさいけど) やるかぁ」と体が動き始め、
残り時間アナウンスを聞くと「てきぱき」動きたくなってきて、
所要時間内に終えられると達成感があって、
いい気分で次の作業へ。

今までだと、作業一つ一つにどのくらい時間がかかるかなど考えずに漫然と手を動かし、
最初の作業が終わったことで満足してしまって、次の作業に取り掛からなかったり。
このタイマーを使い始めてからは、そういうことがなくなりました。

どうせ、毎日やらなくてはならないことなら、ぎゅっと濃縮して、集中した時間の中で。
そうして余った時間ができたら、思い切りゆるーく過ごすのもあり。

スマホゲームをする15分。
自分が気分よく暮らすために使う15分。
時間は有限、ということを、最近よく思います。