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カナダ・アメリカ MTB旅行記 Vol.3

カナダとアメリカでマウンテンバイクのトレイルライドをしてきた記録です。

ベリンハム Bellingham でトレイルライド

ベリンハムはアメリカ ワシントン州のカナダとの国境に近い海沿いの街。
ここは私が乗っているバイクのブランド、『Transition Bikes』発祥の地。
Transitionの社員も走り倒しているホームトレイル、Mt. Galbraith(ガルボ山)を始め、『The Whatcom Mountain Bike Coalition (WMBC)』という団体などによって維持管理されている素晴らしいMTBトレイルがたくさんある。

他には好きなバンド、『Death Cab for Cutie』結成の地だという事ぐらいしか知らない。。
おそらくMTBのトレイルがなかったら、一生訪れることはなかった街かも。

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Trailforksというトレイル投稿サイトで見るとこんな感じ。
右上の蜘蛛の巣のように線が集まっている所がMt. Galbraith。
投稿されているだけでも180ほどのMTBトレイルがある。

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WMBCの立派な看板。
トレイルの地図、注意事項、イベントの告知などが掲示されている。

トレイルにはそれぞれ名前が付いていて、入り口に趣向を凝らした看板が立っています。
スポンサー名も書いてあって、バイクショップやブリュワリー、スーパーなどなど、たくさんの地元企業が支援していて、バイクタウンなんだなーと感じる。

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そしてトレイルはクロカンでもフリーライドでもサイクリングでも、どんなレベル、趣向のライダーが遊びに来ても楽しめるバリエーションの豊かさがすごい。
ベリンハムのトレイルはシャトルアップできないので、登りは自走です。
でもシングルトラックの登りがほとんどで、これがまた絶妙に楽しいから不思議。

最初の登りトレイルであるRidge Trailを登りきった出口にある休憩スポット。
Bellinghamの街と湾が見渡せます。
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私はラダーやドロップオフ、ロックフェイスといったノースショア的なトレイルよりかは、バームやちょいジャンプがあるようなフローなトレイルの方が好み。
数あるトレイルの中から、レベルにあって楽しめるであろうトレイルを辻さんが選んで案内してくれます。
これが限られた日程で来ている旅行者には非常に有難い。
トレイルの場所だけならネットやアプリを調べればすぐに分かるし、レベル分けもされている。
でも、どんなセクションがあるかとか、どこから登ってどこを下るとスムーズにトレイルをつないで走れるかとかまでは解らない。
程良くチャレンジングで、退屈すぎないトレイルへと次々と導いてもらえます。

バームに、
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ジャンプに、
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木漏れ日が気持ちいいシングルトラック。
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こんなとんでもないドロップオフがあったりもします!
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この日走ったトレイルはこんな感じ↓
Ridge Trail(登り)→ Cedar Dust(下り)→ Bandito → Tough Love(登り)→ RD2000 → Towers(登り)→  Pump Track(下り)→ Atomic Dog(下り)→ Towers(登り)→ Mohawk(下り)→ Happy Hour(下り)→ Oly(下り)→ 2.5 Extended(下り)→ RD2000 → Cabin → SST(下り)→ Air Chair(下り)→ Backdoor(下り)
計28km
初日にしては結構走った!

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夕方になると仕事終わりなのか、続々とライダーが集まってくる。
女性はもちろん、子供や犬まで、どんなレベルのライダーでも楽しめるところが素晴らしい。

トレイルドックやお散歩中のワンコ達にもたくさん出会えます。
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[追記] 2019.6.29
2019年に再度、ベリンハムにライドに来た時、そういえば以前より木が無くなって見晴らしが良くなってるなぁ…というトレイルがあった。
後で調べてみると、このGalbraith山は林業の為に定期的な木材伐採が行われていて、「マウンテンバイクやハイキングなどのレクリエーションのための山の一般利用」と、「適切に管理された持続可能な林業」の両方が長年にわたって共存している山なのだそうだ。

例えば今年2019年に完成したCedar Dust Jump Linesというトレイル。
この一角だけ急に木がなく、代わりにレベル分けされた3つのジャンプトレイルと、1つの登りトレイルが造られていました。

WMBCの過去のHPや掲示板を見てみると、事前にロギングの告知がされていた。画像15

そして収穫の終わった跡地に新しくトレイルが造られ…、
我々が訪れた日も続々とライダーが集まってきて大盛況だった。画像16

中級ラインにチャレンジ!画像17

ジャンプ初心者の私でも恐怖感なく安全に、めちゃくちゃ楽しめる!
こんなの裏山にあったら、そりゃうまくなるわな…。

そして上級ラインを軽々と飛ぶ辻さん!画像18

このトレイルでのTransition Bikes主催の楽しそうなイベントの動画があったのでご紹介。

そういえば2018年7月23日に、ベリンハム市がGalbraith山の地役権を買い取ったそうで、今後、宅地開発などからトレイルを守り、恒久的なレクリエーション利用と木材の収穫を確保する事ができるようになったそうだ。
まさに理想的なバイクタウン!

ライドの後は街を散策。

こちらに来てからタイヤがだいぶ減っていて、スローパンクもし始めている事に気付き、、タイヤを買いにFANATIK BIKE Coというバイクショップへ行ってみた。

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MAXXISの下り系タイヤはほぼ全種類揃っているという、豊富な在庫の中から
チューブレスタイヤを購入。
シーラントを入れたりと、自分で取り替えるのはなかなか大変なので、ショップにお願いする事にした。
結構待たされるかと思いきや、メカニックだけでも3、4人のスタッフがいて、
10分ほどでささっと対応してくれた。
工賃は¥1500くらいだった。
ここはカスタムビルドで有名なショップらしい。

夕食は地元の人気店、ASLAN BREWINGへ。画像20

(つづく)

#ブログ #自転車 #旅行 #アウトドア #マウンテンバイク #カナダ #アメリカ



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