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ウルトラランナーの記憶#4~トレーニング計画の作り方
こんにちは、山中です。
今回は2024年7月~9月までのクールメニュー(3ヵ月間のトレーニング計画)を作成したのですが、その際に考えたこと等を交えながら、記事化してみました。
皆さんの中にも、一人で試行錯誤されている方も多いと思います。そんな方々に何かの参考になればと思い共有させて頂きます。
目的・狙い
現在、私がランニングの記録向上を目指している中で、年初には年間目標(出場レースやそこでの記録)を立てています。
そして、徐々にレースなどが確定してく中で、また、自身の現状を鑑みながら、3ヵ月毎のトレーニング計画を作成しています。
年間2~3回くらいしかレースに出場しない場合は、そのレースに向けて計画を立てるということで良いと思います。ただ、私の場合は、月に1度くらいのペースでレースに出場しているので、レース基準でトレーニング計画は立てづらい。
また、これまでも、目標レース基準で、4ヵ月で作成したり、2ヵ月で作成したり、また、6ヶ月で作成したりと色々と試してみたのですが、、、
目標レースまで2ヵ月だからといって、トレーニングメニューを作っても、すぐに調整(テーパリング)に入ってしまい、あまり意味がないなと感じましたし、逆に6ヶ月だと自分の状況が変化してしまい、トレーニングの見直しが入るケースがあり、長すぎてもダメだなぁと思った次第です。
結果、目標レースにとらわれず、3ヵ月に1度、トレーニング計画を作るのが良いなという結論に至りました。
出場予定レース
まずは、今後どんな大会にでる予定か?そのレースでの目標や狙いは何か?これがクールメニューを立てる前提になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1721089555074-MgUutc3xrw.png?width=1200)
目標・テーマ
本クールの目標としてはFTR100k(トレイル100km)を走れるカラダづくりとなります。
そのために、大雪山TJ60kで登坂力の現状確認や24時間走で深夜帯のカラダの変化の確認などを考えています。
また、ベースにはやはり走力(マラソン)が重要と考えているので、フルマラソンに向けたトレーニングも欠かすことはできません。
と、こんなことを考えています。そして、、、
2025年春まではウルトラやトレイルをメインステージとして活動しようと考えています。サロマ一般年代別で表彰台・・・(笑)
この間にトレーニングバランスを取りつつも月間走行距離を400kmから450km、500kmと増やしていき、怪我しないカラダを作っていきたい。
そして、2025年夏以降、ロードに全振り、スピード強化を図ることで2025年後半にフルマラソンで2時間40分台を目指していきたい!
週間スケジュール
上記のとおり、目標やテーマが決まってきたら、次に週間スケジュールに落とし込みます。
月間400kmを走ろうと考えた時、1週間で約100km走る必要があります。これまで1週間で80~90kmだった私が100km走るためには、、、ということを考え・・・悩んだ結果、2部練を始める。またその回数を増やすことにしました。
以下が、週間スケジュールになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1721090439279-3uY4zM4kfm.png?width=1200)
週間80~90kmの頃は、2部練せずこなしていましたが、これからは、1回30分程度のジョグを週2回追加し、12~13km距離を積上げることで、週間100kmに延ばしていこうと考えています。
また、原則、週に1度は完全休養日を作るよう組み立てていますので、上記のスケジュールだと完全休養日が無いように見えますが、疲労状況や仕事の都合により、「調整」としている部分を「オフ」にして、柔軟性を持たせています。
まぁ、通常だとレース、週末ロング練の明けの月曜か、スピード練習とRC練のセット練明けの金曜が完全休養日となる可能性が高いです。
そして、結果的に2部練が行われるのは、週に2回程度が良いところかなとも思っています。
トレーニングメニューの詳細
上記の週間スケジュールの中のそれぞれのトレーニングメニューについて簡単に解説していきます。
これまで「ジョグ40分」とか「20km走」とか表していたのですが、その時の状況によって変わるし、現時点で決めることへの意味があまりないと思ったので、このような記載に変えました。
そして、それぞれがどのようなメニューかというと以下の通りになります。
調整
基本、ジョグ30-50分(ペース5’30-4’30)
+坂道ダッシュ5-10本
ランニングエコノミーの向上(低~中強度)
疲労状況に応じ、坂道ダッシュを止めたり、ペースを落としたり、又は休息日とする
スピード練習
エクセルAC女子練に参加
VO2maxの向上
5000m、17分40~30に向けたインターバルトレーニングや変化走など
RC練
エクセルRC練習会に参加
LT(乳酸性閾値)の向上
練習メニューは、①12kmビルドアップ、②16kmビルドアップ、③6kmLT走、④タイムトライアル(5000m , 10000m)
ビルドアップペース:4’30~4’15~4’00~3’45
LTペース:3’50→3’45
トレイル練習
累積標高1000m以上
登坂持久力の向上
藻岩山2回、手稲山1回程度
アレンジで峠走もアリ
ロング練習
豊平川~真駒内公園やサイクリングロードなどフラットなロード走
ランニングエコノミーの向上(中~高強度)
アレンジで峠走もアリ
距離とペース感
① 20km~30km 3’50~4’20
② 30km~40km 4’10~4’40
③ 40km~50km 4’30~5’00なお、トレイル練習で、ロング低強度の刺激が入っているので、ここでは20kmをキロ4分半~キロ4くらいで走る練習がメインになりそう
まとめ
上記週間トレーニングの「ペース」と「距離・時間」の関係をイメージした図が以下になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1721105779174-IEwLZkaVZ6.png)
★の目標に対し、各トレーニングでどんな刺激を入れていくのか?
これらの刺激をバランス良く入れることが、最適な方法だと思っています。
そして、ポイントは、いずれも目標とした距離を目標としたペースで走るために、それよりも短い距離であったり、遅いペースでしか練習していないということ。
そして、練習後の状態が重要で、100%出し切らない状態である。まだ余裕がある状態であることがもっと重要で、これが怪我のリスクを低減し、トレーニングの継続に繋がってくると私は考えています。
焦らず、自分のできる範囲で、腹八分でトレーニングを継続する!
これが、ランニングの記録向上への近道であり、私が、最近、最も重要視していることになります^^
最後までお読みいただきありがとうございます。
ここから先は有料記事にしていますが、「作り方」については上記内容で十分だと思っていますので、もし、上記内容が有料級と判断されたらご購入ください。以下には私の7月~9月のデイリーメニューが添付されているだけです。
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