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気になる投稿〜鎌倉投信の誕生〜

こんなにアツい話を読めるなんて。
鎌倉投信の誕生-悩み・苦しみの中からたどり着いた答えー

鎌倉投信の設立は、リーマンショックの直後で世界の金融・経済が大混乱する真っ只中でした。そうした厳しい状況の中で、鎌倉投信は、

一、「投資はまごころであり 金融はまごころの循環である」という投資哲学を掲げ
二、独自の視点で事業性と社会性を兼ね備えた「いい会社」に厳選して投資をし
三、「いい会社」が「いい会社」である限り保有し続けるという投資方針の下で
四、「投資家の経済的な豊かさと社会の持続的発展の両立」の実現

を目指してきました。今もその投資姿勢に寸分のぶれもありません。

鎌倉投信の「結い2101」は、今もコツコツと投資を行っていますが、ブレはないですね。
これだけブレないのって、すごくないですか。

実のところ、辞めた直後は、前々から興味があったNPOやNGOのような草の根の社会貢献分野で仕事ができたら、とも考えていたのですが、当時42歳で、全く土地勘のない仕事を始めるのは難しいと感じ断念しました。その代わりに、すでに頑張っている人、頑張っている組織、頑張っている会社があるのであれば、今まで経験してきた資産運用を通じて応援することができないだろうかと考えました。そこで、かつての同僚に声をかけて、「本当に社会から必要とされる資産運用を一緒につくれないだろうか」と、半年かけて議論をした結果、今の鎌倉投信につながる事業構想にたどりついたのです。

それが、「3つの『わ(和・話・輪)』を育む『場』としての運用会社でありたい」という会社の志、事業性と社会性を兼ね備えた「いい会社」に厳選して投資をし、「いい会社」が「いい会社」であり続ける限り売却を前提とせずに保有し続ける、という投資方針、お客様との直接対話を大切にしながら信頼関係を丁寧に築く姿勢、運用会社としては珍しい鎌倉の土地で、築100年の日本家屋に本社を構えることなどでした。それからあっという間の15年です。

このように、私は、社会人になってから今に至るまで、投資、資産運用に関わる仕事しかしていません。振り返れば、35年もの間、ひたすら運用商品に向き合い、信頼してお金を預けてくれる投資家に向き合い、投資先の様々な企業と向き合ってきました。お客様は、一度に数千億円のお金を動かす年金基金などのプロといわれる投資家から、小額からコツコツと資産形成に取り組む個人投資家まで幅広く、数えきれないほどの投資家の声を聴いてきました。気づけば現役で投資の最前線に立つ者としては、最も長い経験を持つ一人になってきました。

こうして金融業界に身を置きながら、金融を通じて自分がなすべきことは何か、自分の人生における役割・使命は何だろう、と20年間悩み続けてきましたが、その悩み、苦しみの中からたどり着いた答えが、今まさに鎌倉投信で実践している「人と未来社会を豊かにする投資」です。サラリーマン時代の20年間の苦悩は、今にして思えば、この時のために必要な時間だったのだと感じます。2008年11月5日、こうした導きの中から鎌倉投信は誕生したのでした。

「すでに頑張っている人頑張っている組織頑張っている会社があるのであれば、今まで経験してきた資産運用を通じて応援することができないだろうか

自分で頑張ることももちろん大切だと思いますし、頑張っているひとを応援するひとも大切だと思います。
さらに頑張っているひとが更に頑張れるように動くひとも大切なひと。
わたしに何が出来るだろうと考えたときに出た答えは、「応援するひとになろう」。
応援の仕方だって、たくさんありますからね。
さ、頑張っていこう。

やっぱり、投資と寄付は相性がいいな。
鎌田さんの投稿を読んでいて、そう思いました。

では。

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