西表島

西表島で食べた冷凍パイナップルの味

先日は有料noteで西表島の「サガリバナ」のツアーについてふれましたが、今日は「ピナイサーラの滝」へ行くツアーの体験談をご紹介します。

ピナイサーラの滝

”ピナイサーラ”の名前の由来は、”ピナイ”が「顎髭」、そして”サーラ”が「下がったもの」を意味する為、落差約54mもある滝の高さから落ちる水が、垂れ下がった髭のように見えることからきています。

この滝の落差は沖縄県で最も高く、遠くから見ても緑の中に浮き上がっているように見える程です。

私は滝が大好きなので、即断でこのツアーへの参加を決めました。

ピナイサーラの滝壺

ツアーでは先にピナイサーラの滝壺に向かいます。

高低差がかなりある滝なので水量が多い時はできないでしょうが、立候補者はこの滝壺の滝に当たることができます。

私が足を運んだ時はある男性が立候補して当たっていましたが、強めに日焼けして皮が剥け始めている彼の背中に水が当たる度に更に皮が剥けて、かなりホラーな状態でした。。(笑)

私は直接滝に当たらずに手で降り注ぐ水に触ってみましたが、水の粒でもかなりの衝撃となる為、全身当たるとなるとかなりの覚悟がいりそうです。今なら間違いなく打たれます。(笑)

ここでは滝に当たったり、滝壺で泳いだり、下から滝を眺めたりしながら過ごせます。

滝

ピナイサーラの滝上

滝壺を楽しんだ後は、西表島のジャングルを歩き、滝上へ向かいます。

西表島は森が豊かで、立派な「板根(ばんこん)」を持つ樹を見ることができます。西表島にある「サキシマスオウノキ」は板根を持つ樹として有名ですよね。

板根

大きな樹が観光に活用されている時にとても残念なのは、人に傷つけられた樹表や根っこを見る時です。

私も樹に触れるのはすきなので、写真を撮ったり、近づきたい気持ちは痛い程わかりますが、根を傷つけると樹がしんでしまいますし、その樹を守ろうと囲んでしまうと樹に触れられなくなります。楽しむことは良いことですが、その楽しみが続いていくように自然を守りながらその命を尊重し、大切に扱ってください。

私たちは、豊かな森の中の生き物や植物をガイドさんに説明してもらいながら、滝上へ向かいました。

滝上に着くと視界が一気に開け、目に飛び込んできたのは美しい緑と海、そして広い空でした!

ピナイサーラの滝

この写真はちと暗めですけど。。(笑)

私は日本でも世界でも数々の滝に足を運んでいますが、この滝上は間違いなく3本の指に入る衝撃の滝の一つです。

何が衝撃かと言うと、その景色はもちろんなのですが、そのスリルと美しさの融合です。

ピナイサーラ

こうやって足をつけて美しい滝の水で水遊びを楽しむこともできますが、足を滑らせて流れていくと沖縄でNo.1の高さを誇るその場所から簡単に落ちることができるつくりになっています。もちろん、ガイドさんからは厳重な注意をされるのですが。(笑)

私は高いところがこわいので、あんなにギリギリのところに行けるご家族がすごい。。

ここでの忘れられない思い出は、ガイドさんが準備してくれていた冷凍パイナップルです。

冷凍パイン

滝壺からジャングルを歩き、滝上まで歩いてきて火照った身体を、足だけ流れる美しい水に浸し、この冷凍パイナップルを食べた時の感動は言葉に表せないほどのものでした。正に完璧のシチュエーションです!観光は、こういう感動をどれだけ提供していくかが重要ですよね。

西表島のパイナップルは信じられない程甘く、とってもジューシーです♪

そうやって一休みしている時に見える光景は、色濃い緑と海なのですが、海は遠くまで見渡せるために、遠くで雨が降っているのを目視できるんです。遠い海の上で雷が落ちていたり、雲間から雨が降っていた李、そこから虹が出るのを見ることもでき、世界の美しさを凝縮したような時間でした。

西表島に訪れた時は、是非この「ピナイサーラの滝」を訪れてみてください。非日常の空間を味わえることはもちろんのこと、忘れられない思い出となるはずです。

私が訪れたのは17,8年程前になりますが、今もこの自然が残されている事を心から願います。

小梅

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